男性であれば誰しもいつかは精力の衰えを感じるものです。ですが、いつまでも精力を維持したいというのも男性なら誰しも願うことでしょう。
では、そもそも精力が減退する原因とは何でしょうか?
具体的な精力減退の原因の前に、まずは根本的に精力が低下する原因をみていきましょう。
目次
精力の衰えや低下はなぜ起こるのか?精力減退の根本的な原因
男性ホルモン(テストステロン)の減少
男性らしい体つきや精力は男性ホルモンであるテストステロンによる影響が大きいことがわかっています。
ですが残念なことに、年齢を重ねるごとに男性ホルモンであるテストステロンの分泌量は低下していきます。
それは、テストステロンを分泌する精巣が老化によって萎縮するからです。
テストステロンの分泌が低下すると性欲そのものにも影響しますし、勃起の維持力などにも大きな影響があります。
精力と最もかかわりが深いテストステロンの分泌量にはかなりの個人差があります。
確かに加齢によって誰でも多少は減少していくものですが、その他の要因も大きくかかわっており、同じ年齢の人でも多い人と少ない人では3倍ほどの開きがあると言います。
60~70代になっても精力旺盛な人もいれば、若くして精力減退に悩む人もいるのはそのせいです。
ただし、単に加齢だけがテストステロンの分泌量を低下させているわけではなく、生活習慣など外部の原因が重なっていることがほとんどです。
筋肉量の低下
精力を決定するともいうべき男性ホルモンのテストステロンは、筋肉の量が多いほどたくさん分泌されます。
ですから、筋肉ムキムキの人の方がガリガリの人より精力があるように見えるのは当然なのです。
加齢によってテストステロンの分泌量は低下しますが、筋肉量をアップさせることで精力減退を防ぐことが可能です。
逆に、若い人でも運動不足などで筋肉が落ちて脂肪が増えると、テストステロンがあまり分泌されなくなって精力が減退してしまいます。
また、筋肉量は代謝とも関係があり、筋肉量の減少で代謝能力が落ちて、血管や血液の健康状態が悪化するというのも精力減退との関連です。
血流の悪化は勃起力の低下やEDにつながるように、筋肉量は間接的にも精力に影響を及ぼしているのです。
食生活など生活習慣の乱れ
食生活や生活習慣の乱れは精力の大敵です。
栄養の偏った食事では、精力の源となる男性ホルモンを正常に分泌するための材料が不足してしまいますし、運動不足と合わさると体には皮下脂肪や内臓脂肪が溜まってしまいます。
脂肪の量はテストステロンの分泌量と反比例の関係になっており、脂肪が増えるほど精力が衰えていくのです。
また、生活習慣の乱れは血管や血液の健康も損ないます。
血流が悪化すると酸素や栄養が体の隅々まで行き渡りませんが、特に毛細血管でつながるペニスのような末端の部位に与える影響は大きいです。
そして、生活習慣の乱れは生活習慣病を引き起こし、器質的なEDを引き起こすというケースも考えられます。
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ストレスや精神的な問題
ストレスなど精神的な問題を抱えていると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経が乱れると副交感神経の働きが低下して、男性ホルモンが正常に分泌されなくなってしまうのです。
若年性のEDは大半が心因性のものが原因といわれるように、それほどまでにストレスが体に与える影響は大きいのです。
中高年ともなると職場でも家庭でもストレスを感じる場面が増えますが、それと同時に年齢による衰えや運動不足などの要因も加わり、精力減退やEDになるケースはよく見られます。
また、過度なストレスは、精力減退だけでなくうつ病などメンタルヘルスの病気にもつながる恐れがあるので、ストレスを溜めこまないようにすることは、心身ともに健康な生活を送るうえで欠かせません。
病気や事故などの影響によるもの
病気や事故などで勃起に障害が残る場合があります。
これは精力減退とは異なり、性的興奮を感じても勃起を司る中枢神経が損傷したために、ペニスに信号が届かなくなっている状態です。
事故の精神的トラウマによる心因性のEDは別として、神経が損傷している場合はED治療薬を服用しても効果は得られません。
スキーやスノーボードの事故でこうした障害が残るケースが見られます。
軽症ならば回復もあり得ますが、重症の場合、完全に不能となってしまいます。
精力減退を引き起こす17の原因
根本的な精力減退の原因を理解したところで、続いて具体的に精力が低下する原因をみていきます。
主に精力減退する原因はフィジカル的な問題(器質性)とメンタルの問題(心因性)に分けることができます。
また、その両方が原因である混合型というケースも多々あります。
実に精力減退の約86%はフィジカル的な問題(器質性)とメンタルの混合型で占められています。
加齢による男性ホルモンの低下
誰でも年齢を重ねていくと老化が始まります。
加齢による老化は体の各機能に及びますが、男性ホルモンであるテストステロンを分泌する精巣も例外ではありません。
老化によって精巣が萎縮すると、若いころのようにホルモンが活発に分泌されなくなってしまいます。
そのため、体内の男性ホルモンの量が減少して精力が減退したり、勃起しにくくなったりということが見られるのです。
加齢による男性ホルモンの減少を完全に防ぐことは不可能ですが、ある程度ならその人の努力でカバーできます。
実際、男性ホルモンの量は、同じ年齢でも人によって大きな差がありますが、その人の筋肉量や血管年齢、栄養状態などさまざまな要素が絡んでいるため、それらを改善することで分泌を促すことは可能です。
運動不足による筋力の低下
運動不足などで筋肉量が低下すると精力減退が起こります。
というのも、男性ホルモンであるテストステロンと筋肉量には深い関係があるからです。
テストステロンは男性らしさを決定するホルモンですので、その量が多いほど男性らしい体つきになります。
したがって、筋肉量がある人ほどテストステロンの分泌量が活発になり、筋肉量が低下すると、脳がテストステロンはそんなに必要ないと判断して分泌量が低下するのです。
また、筋肉が少なくなると体の代謝能力も低下しますから、血液の流れにも影響が及びます。
要は筋肉が少ないほど血行不良になりやすい状態とも言えるため、筋肉量があるときと比べると勃起力も低下しやすいのです。
PC筋(骨盤底筋)の衰え
恥骨と尾骨を結ぶ筋肉をPC筋と呼びますが、この筋肉はおもに排泄をコントロールする際に使われます。
排尿の途中でおしっこをピタッと止めることができるのは、PC筋が働いている証拠です。
おしっこを切るときにペニスがぴくぴくするのもPC筋が動かしているからなのです。
ですから、このPC筋が衰えると尿切れの悪さや残尿など排尿のトラブルが起こります。
また、PC筋は勃起とも大いに関係しており、血液をペニスの海綿体に送ったり、体内に埋まっている海綿体を体の外側に押し出したりといった役割を担っています。
PC筋は海綿体の動脈に集まった血液が戻らないようにストッパーとして働いているので、PC筋が衰えることによって勃起の強さや持続時間が低下してしまいます。
仕事や日常生活などあらゆるストレス
中高年にもなると、会社では重要なポジションに就き、責任の重い仕事を任されることが多いですが、それに伴って増加するのがストレスです。
上司、同僚、部下との関係に悩まされている人は少なくないでしょう。
また、家庭環境も子どもの成長や妻との関係の変化などでストレスに感じる場面が増えてきます。
こうしたストレスが原因となって精力が減退するケースは中高年によく見られます。
ストレスが過度にかかると、自律神経がバランスを崩して副交感神経の働きにも乱れが生じます。
副交感神経は男性ホルモンの分泌を司る場所ですから、ここに乱れが生じると体内のホルモンバランスまで変化するのです。
身体的には健康なのに精力減退することがあるのは、ストレスが主な原因です。
タバコや過度のアルコール
食生活を整えたり運動をしたりしていても、日常的に喫煙や飲酒の習慣がある場合、その効果はなかなか発揮されません。
タバコに含まれるニコチンには性欲を減退させる作用がありますし、喫煙によって血管が収縮するとペニスに流れ込む血液量も低下するため、精力も勃起力も低下しやすくなります。
アルコールは少量ならば血行促進やリラックス効果の影響で精力が増すように感じることもありますが、大量の飲酒は間違いなく精力減退につながります。
アルコールは神経を麻痺させるので勃起しにくくなることがありますし、セックスで射精できないということもよくあるようです。
過度な飲酒を続けるとアルコール依存症のリスクも高まりますから、精力はともかく健康のためにも控えるべきでしょう。
食生活の乱れ
われわれの体は水と食べるもので作られています。
食生活はあらゆる活動の基盤であり、活動に必要な膨大なエネルギーは食事からしか補うことができません。
ですから、食生活が乱れると、栄養バランスが崩れてしまい身体の各機能が低下します。
もちろん精力も例外ではありません。
また、現代はコンビニや外食で手軽に食事をすることが多い時代ですが、ジャンクフードやインスタント食品には食物添加物が大量に含まれており、これが体内で活性酸素を発生させてしまいます。
活性酸素は体を酸化させて細胞の老化を加速させる物質です。
活性酸素は勃起力の衰えなど精力にも大きな影響を与えます。
精力アップを図るなら栄養バランスを考えて自炊するべきです。
疲労や寝不足
疲労が溜まると、男性ホルモンの分泌量はどんどん低下していきます。
疲労を回復するには十分な睡眠が必要です。
睡眠は心身のメンテナンス作業であり、日中に蓄積された疲労物質を排出し、細胞の修復や男性ホルモンの分泌を行います。
また、脳の疲れも睡眠によって回復するため、ストレスの軽減にも大切です。
寝不足の状態が続くと、体に蓄積された疲労物質が排出されず、また、脳の疲れも残ったままなのでストレスが溜まる一方です。
疲労とストレスは男性ホルモンの分泌量を低下させる二大要素ですから、寝不足が続くと精力はどんどん減退してしまいます。
精力の減退を防ぐには、少なくとも1日6時間以上の睡眠を確保しましょう。
男性更年期障害
更年期障害といえば女性のものというイメージがありますが、男性も更年期障害にかかる人が増えています。
LOH症候群とも呼ばれる男性の更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンと大きく関係しています。
テストステロンの分泌量がピークに達するのは20代ですが、年齢を重ねるにつれ徐々に減少していきます。
不規則な生活や過度なストレスによって減少傾向に拍車がかかり、更年期障害となって精力が大きく減退するのです。
テストステロンの減少は精力だけに影響があるわけではありません。
筋肉痛、うつ症状、脳梗塞や心筋梗塞のリスクの上昇など、一見、テストステロンと無関係に思える不調とも深いかかわりがあり、場合によっては命にも危険が及びます。
糖尿病や高血圧などの病気(生活習慣病)
糖尿病も高血圧も血の巡りを悪くする病気ですので、精力減退の大きな要因となります。
特に糖尿病は精力だけでなく命にも危険が及ぶ怖い病気です。
血糖値が急激に上昇して血管の閉塞を起こしたり、腎臓に過度な負担がかかって腎不全を起こしたりといった症状が見られます。
また、高血圧により血管が詰まって動脈硬化を発症させることもあります。
糖尿病や高血圧による影響は、ペニスにも目に見えて表れるでしょう。
勃起するのは、内部の海綿体に血液を充満させて肥大するからですが、血液の流れに滞りがあると、血液が海綿体にスムーズに流れ込まず勃起障害や勃起不全となってしまうのです。
EDの治療で泌尿器科を訪れたのに、実際は糖尿病を発症していたというケースはよく見られます。
育毛剤やAGAなどによる影響
AGAの治療薬として有名なミノキシジルやプロペシアは、発毛効果に関しては現存の治療薬のなかでも最も効果が期待できるものですが、実は使用者の約1割に副作用が表れる薬でもあります。
ミノキシジルの副作用で最も多く報告されているのは頭皮のかゆみや湿疹などですが、精力減退も20人中1人に発症するリスクがあるとされるほど、よくある症状です。
また、プロペシアにも50~100人に1人の割合で精力減退や勃起力の低下といった副作用が見られます。
ですから、AGA治療薬を服用する場合は、薄毛の改善の代償として、ひょっとすると性的機能に影響が表れるかもしれないという覚悟が必要です。
ただし、これらの服用を中止すれば、すぐに精力は回復します。
事故による影響
スキーなどの事故の後遺症として、EDが報告されることがあります。
これは、勃起を司る中枢神経が損傷を受けたことが原因です。
こうした事故が直接精力を減退させるわけではありませんが、性的興奮をペニスに伝達する神経が損傷しているため、性欲を感じても勃起しないということが起こります。
神経性の勃起障害であれば、血管平滑筋弛緩剤を海綿体に注射することで回復可能な場合もありますが、ペニスの血管が損傷している場合、治療は非常に困難です。
薬の副作用
AGA治療薬に精力減退の副作用が見られる場合がありますが、それよりも高い確率で精力減退が副作用として表れやすいのが、抗鬱剤のような向精神薬です。
一般的に抗鬱剤は、セロトニンを増やして、セロトニン2受容体を刺激する作用を持ちます。
そのため、男性なら勃起障害や射精障害、女性でも生理の乱れや性欲の低下が表れることがあります。
抗鬱剤による精力減退は、精神科での診察でも話題にされにくいため、不調を感じていながら見過ごされていることが多いです。
肥満、メタボ
脂肪が多いほどテストステロンの分泌量が低いという研究結果があります。
つまり、肥満の人は精力減退に陥りやすいということです。
また、肥満よりもメタボの方がその傾向に拍車がかかります。肥満とメタボを同じものと考える人は多いですが、厳密には明確な違いがあり、血圧や血糖に異常を発症するメタボは単なる肥満症より重症です。
脂肪が多いためテストステロンの分泌量が低下するうえ、血流に問題があるため勃起にも支障が表れます。
AVの見すぎ(オナニーのやりすぎ)
毎日AVを見ながらオナニーができる人は、精力自体は旺盛と言えるでしょう。
ただし、リアルなセックスに興奮できなくなり、妻や恋人に性欲を感じなくなるということは考えられます。
AVなら、自分の理想の女性と理想のシチュエーションでのセックスを妄想できますし、力加減やタイミングなどオナニーでは好きなように調節できます。
しかし、リアルなセックスは自分の思い通りになることが少なく、煩わしく感じられて性欲が湧かなくなるということがあるのです。
また、間違ったオナニーをやりすぎることでセックスやペニスへ悪影響を与えるケースもあります。1度、正しいオナニーを出来ているか確認してみてもいいでしょう。
性生活(セックス)のマンネリ化
長年、同じパートナーとしかセックスしていないと、マンネリから性欲を感じなくなることがあります。
やはり性的に興奮するには、新鮮な刺激を毎回のセックスから得られることが男女ともに大切です。
しかし、長年連れ添った夫婦の場合によく見られますが、セックスがお互いに快楽を求めあう行為ではなく、単に義務的な行為となっている場合、セックスに刺激を感じなくなり、精力まで減退してしまうということがあるのです。
妻に女を感じない「妻だけED」
男性が性的刺激を得るのは視覚によるところが大きいため、年を取った妻ではまったく興奮しないという人はいます。
また、結婚したことによって家族の一員になり、妻を姉妹のようにしか感じられなくなるという人もいます。
ほかの女性やAVで興奮できるのなら精力自体は減退していません。
セックスのマンネリとも通じますが、こうした問題を打開するには、夫婦でよく話し合ってセックスに刺激をもたらす努力と工夫をする必要があるでしょう。
セックスや短小包茎、早漏などコンプレックス
過去のセックスでの失敗や、ペニスのサイズ、包茎、早漏など性にまつわるコンプレックスによって、心因性のEDになることはあります。
過去の失敗や女性にバカにされた経験がトラウマとなり、新たなセックスの機会が訪れても、あの経験を二度と味わいたくないという防衛本能が働いて、最初から性欲すら起こらなくなるということはよくあるのです。
コンプレックスは自分ではそれと意識していなくても、確実に精神面に影響を及ぼしています。
自分で気にし過ぎている場合はもちろん、気にしていない場合でも体に影響が出ることがあるので、ポジティブに考え方を変えてみても解決しない場合は、専門の医療機関で診断してもらいましょう。
精力減退の対策!精力維持や改善に役立つ7つの精力アップの方法
精力減退する主な原因がわかったところで今度は精力減退を防止する、精力アップの為の改善する方法を紹介します。
勢力減退の8割上の原因は精神的(心因性)なものではなくフィジカル(器質性)が原因です。
ですので、ここでは主にフィジカルが原因の場合(器質性)の改善方法を紹介しています。
精力剤や精力サプリメント
精力に効果的に作用する成分が配合された精力剤やサプリメントなら、精力減退の防止には効果が望めるでしょう。
アルギニンやシトルリン、亜鉛などは精力増強や勃起力アップに効果があると認められている成分です。
私の知っている限りav男優のみなさんも必ずといっていいいほど何かしらのサプリや精力剤を飲んでいます。
ただし、どんなに優れた精力剤や精力サプリであっても、医薬品ではない以上、飲んですぐに効果が現れるということはありません。
扱いとしては一般の食品と同じですから、摂取した栄養素が体に効いてくるまで最低でも3カ月~半年程度は使用を続ける必要があります。
また、どんな精力剤や精力サプリメントを選ぶかも非常に重要です。
口コミや評判が良くても、自分の精力減退の原因と目的に合致していなければ、思うような効果は得られないでしょう。
そして、不用意に海外製の精力剤には手を出さないでください。
確かに国産のものより強力な成分が入っていることはありますが、海外の精力剤の個人輸入の半数は偽物と言われてますし、実際に毎年違法な成分を混入させたとして取り締まりを受ける海外の精力剤が後を絶ちません。
あまりにリスクが高すぎるので手をださないようにしましょう。
リスクを冒さなくても十分に精力アップの役に立つ国内の精力剤や精力サプリはいくつもあります。
僕自身、精力サプリを飲み続けることで勃起力の向上を実感している一人です。
普段の食生活などの生活習慣を整えることを大前提に、精力サプリで足りない精力アップの栄養素を補給していきましょう。
筋トレや軽い運動
精力減退を予防するには、運動が最も効果的です。
特に、テストステロンの分泌量を上昇させて精力アップを図るなら、筋トレがおすすめです。
筋肉量が増えると、体はそれに見合うテストステロンが必要と判断するため、自然と分泌量が上がり、それに伴い精力もアップします。
ダンベルやバーベルを使ったスクワットなど、下半身の筋肉を大きくしてペニスに流れる血液量もアップさせるトレーニングが非常に効果的です。
そこまでハードなトレーニングは無理という場合は、ジョギングやウォーキングなど軽い運動でも精力減退の防止には十分効果があります。
肥満を防ぎ、血管や血液の健康を保つことのできる運動ならば、負荷の軽い運動でも精力を維持させるのには十分です。
バランスの良い食生活
栄養バランスに偏りのない食事を3食規則正しく取るようにするだけでも、精力減退の予防には大きな効果があります。
体を作っているものはすべて食事から摂取する栄養素ですから、食生活を見直すことは精力のアップや維持の基本です。
亜鉛を多く含む牡蠣や鉄分の豊富なレバー、糖タンパク質を含む山芋など、精力アップのための特定の食材はいくつかありますが、精力減退を防止するだけならば特に食材にこだわらなくても大丈夫です。
ただし、脂肪や添加物の摂り過ぎには注意してください。
脂肪が増えるとテストステロンの分泌量が低下しますし、添加物の消費には亜鉛など精力に必要なミネラルを大量に消費してしまいます。
なるべく外食やインスタント食品を避け、家で手作りの食事を取るよう心がけましょう。
規則正しい生活習慣(睡眠、タバコやアルコールを控える)
疲労やストレスは精力減退の大きな原因です。
そのため、規則正しい生活を送り、十分な睡眠を取ることが、精力減退の防止には欠かせません。
仕事によっては難しい人もいるかもしれませんが、摂取した栄養素が体の組織に作用するのは睡眠中ですので、なるべく起床時間と就寝時間を固定し、最低6~7時間は睡眠時間を確保しましょう。
また、飲酒や喫煙は精力の大敵です。
タバコは性欲を減退させるニコチンを含みますし、タバコの煙を吸うことによって血管が収縮して全身の血行が悪くなってしまいます。
血行が悪化すればペニスに十分な酸素や栄養が送られず、精力が減退することは避けられません。
また、アルコールは、神経を麻痺させるので性機能の働きを妨げます。
メタボ、肥満予防(ダイエット)
精力を決定するテストステロンという男性ホルモンの分泌量は、体内の筋肉量に比例します。
逆に、脂肪が増えるとテストステロンの分泌量が低下して、精力が衰えてしまいます。
また、単なる肥満ではなく、内臓脂肪が蓄積し、血管などに障害が表れるメタボとなると、もっと深刻です。
テストステロンの減少と血管や血液の健康悪化のダブルパンチで、精力減退どころか深刻なEDになってしまう場合もありますし、糖尿病や心筋梗塞など重い病気にかかるリスクも高まります。
メタボや肥満の人はダイエットが必要です。
しかし、単に食事を制限するだけのダイエットではテストステロンの減少は食い止められないので、運動で筋肉や血管をパワーアップさせつつ脂肪を落とすことが大切です。
妻以外の女性と接する
精力減退の防止のために妻以外の女性と接するというのは、誰にもおすすめできる方法ではありませんが、妻には性欲が湧かないけれど、それ以外の女性やAVを見て性的興奮を感じる男性なら確かに効果はあるでしょう。
中年の男性であれば若い女性と会話するだけでも気持ちや外見にもハリが出るというものです。
中高年にもなると妻の容貌も衰えてきますし、同じ相手としかセックスしていないとどうしてもマンネリを感じてしまいます。
新鮮な刺激が得られればしっかり反応するという状態ですから、なにも妻以外の女性をわざわざ求めなくても、夫婦で工夫して新鮮な気持ちでお互いを求めあうことができるならその方が健全です。
高級ホテルのスイートルームに泊まってみたり、まだやったことのないプレイをセックスに取り入れたりなど、夫婦でできることがあるはずです。
医者や専門医など病院へ相談(病気や事故の可能性がある場合)
精神的な原因が思い当たらず、体も表面的には健康にもかかわらず、精力減退が著しい場合は、過去の病気や事故など、自分でも気づいていないことが原因かもしれません。
血管、脊髄、骨盤などに損傷がある場合は、たとえ強く性的に興奮したとしてもそれがペニスまで伝わりません。
こういう場合は専門の医療機関で検査してもらいましょう。
神経系の障害があっても、現在は注射、補助器具、手術などで回復する可能性があります。
また、明らかなED(勃起不全)も放っておくと深刻化することがありますから、1度ED専門のクリニックに診てもらうことをおすすめします。
まとめ~生活習慣の改善で精力減退は予防できる
精力減退の原因は、さまざまなことが考えられます。
加齢による男性ホルモンの減少は誰しも避けられませんが、食事や運動など改善できることはたくさんあります。
基本的には、バランスの良い食事を心がけ、運動も適度に行い、精力の大敵である悪しき生活習慣を止めることで、精力減退の防止には十分効果的です。
また、ストレスなど精神的な面が作用して精力や性欲が衰える場合は、考え方をポジティブに改めるなど、原因を取り除く努力が必要です。
まずは精力減退に当てはまる原因を取り除くための生活習慣の改善を行いながら、精力剤や精力サプリメントで精力増強に効果的な成分を補給していくのが最善の策となります。
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