
男性ホルモンであるテストステロンが低下すると精力減退、勃起力の低下など男性機能の低下だけではなく、心身ともに老化していく大きな原因となります。
男性ホルモンを増やすために必要な食事は良質なたんぱく質や亜鉛を始めとするミネラル類、さらにビタミンや含硫化合物などを多く含む食品をバランスよく摂取していくことが必要です。
そして、食生活だけではなくストレスや睡眠、肥満など生活習慣の改善を同時に取り組むことが非常に大切になってきます。
目次
男性ホルモンを増やすには食事の見直し必要

近年、日本の男性全般に見られる精力減退や勃起力の低下といった生殖機能の問題を改善するには、男性ホルモンの分泌を活性化が非常に重要な要因となります。
基本的に男性ホルモンはコレステロールから構成されていて、その生成には多くのタンパク質酵素の働きも必要です。
これらは日々の食事から摂取される食べ物で、良質なタンパク質や、とりわけ必須アミノ酸に注目しなければなりません。
しかし現代の食習慣では慢性的なタンパク質不足、ミネラル・ビタミン不足で十分に精子やホルモン生成がなされていないのです。
ですから日々の食事の改善とともに性欲アップの食材を定期的に食べる様にして、食習慣の見直しをもって精力全体を向上させると良いでしょう。
男性ホルモンを増やす8種類の食べ物
必須アミノ酸を多く含む食品

いわゆる必須アミノ酸には9種類あって、これらは体内生成されないために食事などで摂取しなければいけません。
まず筋肉を作るバリンはマグロ赤身やプロセスチーズや豚ロースに多く含まれています。
そして同じくロイシンやイソロイシンはカツオや鶏むね肉に多く、タンパク質合成に必要なメチオニンは無調整豆乳などから摂取できます。
またドーパミンやノルアドレナリンなど神経伝達物質を形成するトリプトファンやフェニルアラニンは牛レバーや赤身肉に多く、白血球の生成に必要なヒスチジンはカツオ・真イワシに多く含まれます。
成長成分のスレオニンも赤身肉から、そして脂肪燃焼に関わるカルニチンの構成分子であるリジンは真アジや凍り豆腐から摂る事ができます。
亜鉛を多く含む食品

亜鉛は人間の生命維持に重要なミネラルで、しかも亜鉛は『セックスミネラル』と言われていて、精子を精製する際には絶対に不足してはいけない成分なのです。
精子量の低下はそのまま性欲や勃起力にも関係します。
実際に現在の食習慣では、亜鉛は慢性的に不足しているというデータもあるそうです。
そこで意識的に亜鉛を摂取するためには、亜鉛を多く含む食材を摂るべきでしょう。
一般的に亜鉛を多く含む食品には、まず海のミルクと呼ばれる牡蠣があります。またウナギなども効果的です。
ただ、牡蠣もうなぎも習慣的に食べるものではあまりないですよね。
そこで日常的に食べやすい亜鉛を含む食べ物としては、牛のもも肉やチーズ、レバーに卵黄、納豆やきな粉や豆腐などが挙げられますので、これらを食事のローテーションして食べると良いでしょう。
それからソバにも意外と多く含まれているんですよ。
含硫化合物を多く含む食品

含硫化合物はイオウ化合物のことで、ニンニクや玉ネギ、長ネギ、ニラなどのネギ類に多く含まれています。
またキャベツや大根やワサビにも含有されていて、比較的日常の食事から摂取しやすい成分です。
この硫黄を含む化合物にはアリシンやイソチオシアネートなどがありますが、共通する特徴は強力な抗酸化作用がある事です。
この効果で活性酸素を抑制し、血栓を溶かし血液をサラサラな状態にキープしてくれます。
特に悪玉コレステロールを減らす効果が最近では注目されていますね。
動脈硬化などを防いで血管を健康状態に保ち、血管の収縮を向上させる事で、理想的な血流アップが得られます。
つまりペニスの海綿体に血液を十分に集める効果があり、勃起力アップにもつながるのです。
良質な脂質を多く含む食品

男性ホルモンのテストステロンは主にコレステロール・脂質から作られています。
男性ホルモンは精力を高める原動力ですので、男性にとって良質な脂質を十分に摂取する事は非常に大事なのです。
そこで良質な脂質を食事から摂る場合、最も良いのが魚油(フィシュオイル)です。
魚油にはオメガ-3脂肪酸のEPAとDHAがたっぷり含まれています。
またリノール酸ならベニバナ油や大豆油、ゴマ油に含まれますし、リノレン酸は母乳や月見草油から、そして肉や魚卵に含まれるアラキドン酸とオリーブ油やアーモンド油、菜種油、ひまわり油に多く含まれているオレイン酸もホルモン形成には有効です。
よく脂肪は大敵と考えがちですが、先に挙げた不飽和脂肪酸はむしろ積極的に摂る様にしましょう。
Dアスパラギン酸を多く含む食品

Dアスパラギン酸には疲労回復の効果があります。
他にも膀胱炎や肝機能改善、高血圧改善にも良いとされています。
また精力成分としての効能は、排尿作用とミネラルを体中に届けてスタミナアップさせる作用です。
そこでアスパラギン酸を多く含む食品として、名前の通りアスパラガスに多く含まれる他に枝豆やそら豆などの豆類があります。
またモヤシやレンコンにも多く含まれていますし、さとうきびや牛肉、鶏肉も有効です。
ただしアスパラギン酸は加熱で構造が壊れてしまうので、できればあまり加熱しない料理法で食べる様にしてください。
またアスパラギン酸は体内合成ができるアミノ酸と言われますが、加齢とともにその量は減っていきますから、できるだけ食事からの摂取を心がけると良いでしょう。
ビタミンDを多く含む食品

ビタミンDには男性ホルモンのテストステロンを増やす働きがあります。
そして精巣細胞の核を活性化させたり、精液や精子の質を高める働きもあります。
つまりビタミンDは男の精力を高めるために必須の成分だという事です。
ビタミンDを食品から摂取する場合は、あんこうの肝が最も効果的です。
そして紅鮭やひらめ、太刀魚に半乾燥の白魚やさんま・イワシの干物などにも多く含まれています。
この様に魚類に多く含まれていますので、肉中心の食事の方は少し食生活を見直しをすると良いでしょう。
どうしても魚が苦手な方は、乾燥きくらげや乾燥シイタケなど、キノコ類の乾物でも代用ができます。
また、食品以外のビタミンDの摂取法についてですが、最も手軽で効果があるのが日光浴です。太陽の光で体内合成ができることがわかっています。
DIMを多く含む食品

DIMとは正式名称をジインドリルメタンと言って、男性ホルモンであるテストステロンの働きを高め、逆に女性ホルモンであるエストロゲンの作用を低下させる成分です。
つまりDIMによって筋肉を発達させ、より男性らしい体を作る事ができるのです。
もちろん性欲は高まり精力増強の効果も期待が持てます。
日頃、性欲を感じ難くなっている方にはおすすめの成分ですね。その他にも前立腺がん発症の可能性を軽減するという話しもありますので男性には嬉しい限りです。
そこでDIMを効率よく摂取する方法としては、ブロッコリーを他の食品と一緒に食べることです。
とにかく肉と一緒にブロッコリー、魚と一緒にブロッコリーなど他の食品と一緒に食べる事が良いと言われています。
ブロッコリー以外では他にも緑黄野菜には比較的に多く含まれていますので、意識的にメニューに加える様に工夫してみてください。
DHEAを多く含む食品

DHEAは若返りホルモンともいわれ、アンチエイジング効果が期待されているホルモンです。
正式名はデヒドロエピアンドロステロンといいます。
非常に残念なことに、このDHEAは加齢とともに減少してしまいます。
DHEAの主な働きにはテストステロンを高める効果や体脂肪を減少させる効果があります。
そこでDHEAを増やすには食べ物ですが、代表的なのは納豆や青魚、ヤマイモを食べると良いでしょう。
特に大豆のイソフラボンがDHEAの増加を促進させます。
またDHAを多く含むイワシやアジなどの青魚と一緒に食べることも有効です。
男性ホルモンを効果的に増やすオススメの食事メニューとは?

男性ホルモンはコレステロールを元に構成されています。
またコレステロールを男性ホルモンに変成させるためには、たくさんのタンパク質酵素も必要です。
つまり良質な脂質と良質なタンパク質をしっかりと摂取する事が大事なのです。
そこで男性ホルモンをアップさせるメニューとして、タンパク質とニンニクやタマネギを使った料理が効果的です。
簡単なメニューとしては牛や豚の赤身(もも肉)とにんにくと玉ねぎを一緒に炒めるといいでしょう。
高タンパク質、低カロリーということであれば、牛や豚の代わりに鶏のささみを使うといいですね。
日常的に食べる食品では卵や牛乳、大豆なども良いですので、先ほどの炒め物と一緒に納豆や卵かけご飯などを食べるとより効果的です。
他にもヤマイモやカキやスッポン、うなぎも良いですし、またアボカドやウコンや人参、ヤマイモなどのネバネバ食品も男性ホルモン増加に効果的です。
この様なメニューを習慣化することでテストステロンの量を上げ、筋量増強・精力アップの効果も期待できます。
ポイントは、ニンニクやネギをたっぷりと入れて料理する事を心掛けましょう。
男性ホルモンにNGな4つの食品とは?
男性ホルモンを増やすために有効な食品は理解して頂けたかと思います。
とはいえ、なかなか日常的にこれらの食品を意識しながら食生活をすることは口で言うほど簡単なことではありませんよね。
ですので、まずは肉・魚・野菜そして卵や大豆製品などバランスよく食事を摂ることだけを心掛けてみてください。
そして、最低限以下の男性ホルモンにとって(健康にとってもですが)NGな食べ物を極力摂取しないように努力してみてください。
それだけで全然、体の調子が変わってくることを実感します。
マーガリンなどトランス脂肪酸を多く含む食品

ケーキなどのスイーツにはトランス脂肪酸がたっぷりと含まれていて、これがEDの原因ともなります。
はっきりと言えば、トランス脂肪酸の過剰摂取で健康と精力は大打撃を受けるのです。
その理由として血行不良と腸内環境の悪化があります。さらにはホルモン異常も生じる可能性があります。
トランス脂肪酸は『食べるプラスチック』といって体内で処理ができない物質であり、細胞膜に蓄積して体中の機能を壊してしまうのです。
トランス脂肪酸が多く含まれている食品はマーガリンとファットスプレッドとショートニングです。
コンビニ弁当やファーストフードなどジャンクフード

ファストフードやレトルト・冷凍食品などの加工食品にはトランス脂肪酸とコレステロールがたっぷりと使われています。
これらはダイレクトに精子を減少させてしまいます。
また加工肉のハンバーガーやホットドッグ、ベーコンなどを常食している男性は、正常精子形態率が低いというデータもあります。
それは加工食品にはph調整剤や乳化剤が大量に配合されているからです。
こういった成分は、男性機能の要である亜鉛を奪ってしまいます。
甘いお菓子やスイーツ

スイーツの食べ過ぎはEDの原因となる場合があると言われています。
実際に甘いお菓子には大量の白糖とマーガリンやファットスプレッドとショートニングといったトランス脂肪酸が使われています。
先ほども説明したようにトランス脂肪酸は血液がドロドロになり、血行不良と腸内環境の悪化につながります。
そうなると男性ホルモンの分泌も鈍りますし、精子生成に必要な栄養分が慢性的に不足することになります。
つまり精子の生成率がぐっと低くなりますので、性欲が減退にもつながりEDになりやすい状態になるという事とですね。
乳製品

アイスクリームやチーズ、ヨーグルトなど、乳製品を食べる機会は非常に多くなっています。
フランス料理のソースには必ず乳製品が使われますし、スイーツにもお決まりの食材ですよね。
ですが乳製品をたくさん摂り過ぎると、健康体の方でも倦怠感を抱く様になるとされており、性欲が盛んな男性でも多量の乳製品を食べたら、勃起力が弱くなる事もあると言われています。
特に中年男性の場合は性欲そのものが下がってきている場合が多いですのでより注意が必要ですね。
他にも乳製品であるヨーグルトも男性ホルモンであるテストステロンの値を下げるとも言われています。
男性ホルモンが減る6つの原因
男性ホルモンを増やすために食生活を改善することは非常に大事な事です。
ですが、男性ホルモンを増やすためにやるべきことは食生活の改善だけではありません。
男性ホルモンが低下する原因は他にもあります。
その原因を知り、それに応じた対策をとっていくことが重要なポイントとなります。
加齢

加齢が精力減退の原因である事はよく知られています。
では、なぜ加齢によって精力が落ちるかと言いますと、それは男性ホルモンのテストステロン値が低下していくからです。
これは健康な男性でも生じる事ですし、やはり年齢には勝てませんよね。
もちろん進行速度は個人差がありますが、人間である以上は誰しも多少なりとも逆らえないことでもあります。
とはいえ、生活習慣の改善や適度な運動やストレス解消、さらに質の高い精力剤や精力サプリなどを使うことで年齢に応じた精力や勃起力をキープすることは十分に可能です。
後述する男性ホルモンを増やす改善方法を参考に今日から出来る事を実践していきましょう。
慢性的なストレス

過度のストレスや慢性的なストレスの負荷によって、20代や30代の若い男性でも精力減退が起こることは頻繁にあります。
原因としてはストレスによって男性ホルモンの分泌が減少してしまうからです。
ストレスの少ない正常な体では、脳の視床下部から出る精巣への指令が正常に行われるため、精巣がしっかりと男性ホルモンを分泌させる事ができます。
しかしストレスが蓄積すると、視床下部が正常に働かなくなり、精巣は男性ホルモンの分泌を十分に行わないのです。
十分な精力をキープするには、日頃のストレスをどう処理していくかが重要な課題となります。
睡眠不足

睡眠は身体の修復時間と言われます。
睡眠中は副交感神経が強く働いて、各組織の修繕に必要な分量のホルモンを分泌しています。
そして男性ホルモンであるテストステロンは精力を左右する重要な要素です。
もし男性ホルモンであるテストステロンが減少すれば、それだけで精力が低下してしまいますから、適切な睡眠をとる事は健康に取っても精力にとっても非常に大事なことなのです。
働き盛りの男性は、睡眠不足や不規則な睡眠の習慣を抱えやすい傾向がありますので要注意です。
食生活の乱れ

精力を高めるためには食習慣が実に大事です。
その理由は、まず精子の生成には亜鉛や必須アミノ酸、脂肪酸などが必要だからです。
これらの成分を十分に摂取しなければ、精子量が不足して性欲も減退します。
また勃起のために血流アップも必要となります。
そのためには血管を強めると同時に血液をサラサラにする事が必要となりますが、これは日頃の食生活が大きく関わっています。
正しい食生活の習慣は健康はもちろん、男性の精力アップや勃起力アップには欠かせない条件なのです。
運動不足

運動不足で心配なのは不健康や筋肉の減少だけではありません。
実は精力も減退します。
その理由は慢性的な運動不足で血流が悪化してしまい、血液中の糖質が多い事もあって血液がドロドロになりやすいのです。
勃起はペニスに血液が多量に流れ込むことで起きる現象ですから、その血液に問題がある状態では性欲を感じても勃起力が高まりません。
しかも、運動不足や加齢で筋力も低下していますから、男性ホルモンであるテストステロンの分泌も低下してしまいます。
その他にも運動不足は肥満の原因にもなりますから、男性機能にとっていいことなど1つもないのです。
肥満

肥満体やメタボの方は精子量が減ったり質が悪化しやすく、結果的に精力減退の原因になることが多々あります。
ある研究データによりますと、肥満の男性の精子は痩せている男性の精子よりも活力が3倍以上悪いという報告があります。
その原因は男性ホルモンであるテストステロンの濃度が関係しています。
慢性的に血糖値が高い方は男性ホルモンであるテストステロンが分泌されにくいためそもそも精子が作りだされるスピードが遅くなるのです。
また内臓脂肪が多い場合もテストステロンの分泌量は下がります。
その他にも肥満の方は血流が悪い事も傾向があり、そのために十分な勃起力が得られないケースもあります。
男性ホルモンが減るとどうなるのか?

体内で作られる男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減少すると、一般的には意欲・性欲や集中力など低下してきます。
慢性的な倦怠感が出る事もありますし、身体機能全般が低下していくものです。
また副交感神経の働きも弱まりますので眠りが浅くなり、睡眠障害などによる慢性疲労も生じやすくなります。
こういった体の変化が原因で多くの男性の精力減退や勃起力の低下を招いてしまいます。
また、男性ホルモンの分泌が低下することで男性更年期障害を引き起こすこともあります。
男性更年期障害の場合は女性とは違って自然回復力がありませんので、放っておけば健康回復ができなくなってしまいます。
その他にも男性ホルモンの減少によって、HDL・善玉コレステロールも減少していきます。
そして内臓脂肪が増加し、多くの場合にメタボリックシンドロームになっていきますから、この場合も精力減退の原因となります。
この様に男性ホルモンの減少は、精力にとって非常に影響が大きい事がわかっていただけるかと思います。
食事以外で男性ホルモンを増やす19の方法
せせりたつお
男性ホルモンを増やすために食事を改善することは大切な事です。
ですが、食事だけで男性ホルモンを今よりも増やすのは現実的には簡単なことではありません。
やはり男性ホルモンが低下する原因に合った改善方法を採りいれる必要があります。
そして、男性ホルモンが低下する原因のほとんどは加齢、もしくは生活習慣の乱れであることが多いのです。
ここではそういった生活習慣の改善や日常で採りいれたい男性ホルモンを増やすための習慣を紹介しています。
ダイエット

肥満になると、精力を左右するテストステロンの分泌量が少なくなる事が分っています。さらに肥満の方はどうしても運動不足になりがちですから、よりテストステロンの分泌量が鈍くなりがちです。
他にも肥満によって血糖値が高まり血液がドロドロになると勃起力も低下してしまいますし、実際の性行為の最中には副交感神経が主役になるのですが、肥満の方は副交感を活発にするセロトニンの分泌も低下します。
ですので、まず始めに肥満の方が男性ホルモンを増やすためにやるべきことはダイエットということになります。
ダイエットの為に食生活の改善をしたり、運動や筋トレをすることでさらに男性ホルモンの分泌は促進されます。
適度な運動

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行うと、体の隅々で停滞していた血液が徐々に流れ出します。
酸素や栄養素が不足していた体組織にも十分に血液が巡って、蓄積した老廃物も排出されていくのです。
この効果は血流アップや新陳代謝には重要な部分で、精子の生成や男性ホルモンの分泌にも大きく関係しています。
また血のめぐりが良くなる事で、脳がテストステロンの分泌をさらに促します。結果として精力増強効果が得られるのです。
スクワットなどの筋トレ

テストステロンはそもそも筋肉を増強する効果があります。
ですから、筋トレをして筋肉を増やすとその分、テストステロンも分泌されやすくなるのです。
特に下半身を鍛える筋トレが有効で、中でもスクワットはペニスの根元の隠れた部分を鍛える効果もあり、勃起力アップに役立つと言われています。
ストレッチ

精力アップの秘訣のひとつに血流アップがあります。
ペニスの海綿体に十分な血液が注ぎ込めば、その分勃起力もアップします。
そこで血流アップに効果的なストレッチを習慣付けると良いでしょう。
血液やリンパ液が滞りなく循環するためには関節の柔軟さ、筋肉の柔軟さが大事です。
また筋をしっかり伸ばすくらいにストレッチをすれば、同時に血管を鍛える事ができますし、疲労の緩和も得られます。
この様に、ストレッチで精力のアップしやすい体を作りましょう。
質の高い睡眠

睡眠は体の機能や組織を修復する大事な時間です。
これによって疲労回復や病気の治療、ストレスの緩和などがなされます。
そして副交感神経が活発に働くためにホルモン分泌もなされます。
つまり睡眠が不十分であると倦怠感が抜けませんし、慢性的なストレスを抱えてしまいます。
そしてホルモンの減少で十分な精力も発揮できなくなります。
特に働き盛りの男性にとって、質の良い睡眠を確保する事は簡単ではありません。しかし、この点を工夫する事で精力アップが期待できます。
過度なオナニーを避ける

オナニーの頻度によっては、精力を大きく減退させてしまう事があります。
射精は男性ホルモンを一時的にではありますが低下させることがわかっています。
ですので、過度なオナニーは避けて適度な頻度を心掛けることが必要です。
適切なオナニーの頻度をはかる1つの目安は精子量がポイントとなります。
一般的に十分な精子を貯めるのに3日程度かかるとされていますから、個人差はあっても2~3日1度くらいが適切な頻度だと言えます。
ただし、あまり長い間オナニーをやらないと生殖機能が老化していくこともわかっていますので、注意が必要です。
ストレスを溜めない。ストレス解消方法をもつ

慢性的なストレスがあると睡眠不足になりますし、こわばった体は血流の低下を生じさせます。
またホルモンバランスが崩れて精力自体の低下をも招きます。
現在社会はストレス社会ですから、無意識のうちにストレスを溜めているケースが非常に多いと言えます。
本来であればストレスの原因となっている事柄そのものを解消する方法が最もベストなのかもしれないですが、仕事や人間関係などそう簡単にはストレスは切っても切れない関係でもあります。
そこで精力減退を防ぐためにも自身の心身の健康の為にも、自分にあったストレス解消法を見つけておくと良いでしょう。
アルコールとタバコを控える

タバコのニコチン成分は血管を収縮させる作用と血中に活性酸素を発生させる作用があり、血流や精子の生成率を低下させてしまいます。
これで勃起力を弱めてしまう事は研究結果でも明らかです。
ベストな選択は禁煙ですが、出来そうにない方は1日に吸うタバコの本数を減らすだけでも勃起力の低下のリスクを減らせることがわかっていますので今日からでも実践してみましょう。
またアルコールに関しては、過度の飲酒が原因で勃起がうまくいかなかった経験がある男性は多いのではないでしょうか。
アルコールは適度に飲む分には性的興奮を強めることもありますが、過度に飲むことで中枢神経が麻痺して脳からペニスへ勃起の信号をうまく送れなくなるのです。
日常的な過度の飲酒も問題ですが、少なくともセックス前にはあまり飲み過ぎないようにするなどの気遣いは必要でしょう。
こまめな水分補給

血液の循環が悪い状態ですと、性欲を感じた時に十分にペニスへ血液が集中できずに勃起がスムーズにいかなくなる事があります。
血液の循環が悪い状態とは、体内の水分不足になっている可能性があります。
もちろん血糖値が高いとか脂肪過多の場合は例外ですが、体が乾いている時は要注意です。
ですので、日頃からこまめな水分補給を心がけると良いでしょう。
またお酒を飲んだ後の性行為では、水分補給でアルコール濃度を下げる事も効果的です。
魅力的な女性に日頃から接する機会を持つ

アメリカの研究機関の報告で女性と話す前と話した後での男性ホルモンであるテストステロンの濃度を測ったところ、15%も数値が高くなったという研究結果があるそうです。
ただし、その女性は誰でもいいわけではなく男性が「セックスしたい」と思えるような魅力的な女性でなければならないとされています。
確かに私たちの日常生活においても全く女性と接しない男性と日頃から若い女性と頻繁に接する男性とでは、若々しさに違いがあるような気がするのは偶然ではないのかもしれません。
魅力的な女性と接する機会があれば自然とやる気が出たり、服装や身だしなみに気を遣ったり日常に活力が出るのは男性であれば誰でも納得いく話かと思います。
ですから、出来るだけ趣味やサークルなど職場以外で女性と接する機会を持てるように自分から行動していきたいものですね。
日光浴

ビタミンDにはテストステロンの増加作用があります。
そして精巣を活性化させて精液や精子量を高める働きもあります。
そこで精力に心配のある方はビタミンDの摂取を心がけてください。
その為には日光浴が一番手っ取り早く簡単な方法です。太陽光を浴びる事で、ビタミンDを体内合成できます。
一般的には1日30分から1時間ぐらい日光にあたるだけで十分な量が得られると言います。
例えお仕事がデスクワークなど室内の業務に携わっていたとしても、お昼ご飯や休憩時間を利用して屋外に出ていくことは非常に意味があることだといえます。
性的興奮を得る

とある研究結果によると男性にAV動画を15分間鑑賞してもらったところ、観る前と後でテストステロンの濃度が100%以上も上昇していたそうです。
魅力的な女性と接すると男性ホルモンであるテストステロンの濃度が高くなるという研究結果同様に、男性は女性に対して性的興奮を得ることで男性ホルモンの分泌が高まるのです。
ですので、日頃からあまりAVも観ない、女性をみてもムラムラしたりHしたいと思うことが少なくなったという男性は要注意です。
意識的に性的な興奮を得るような体験を自分自身に与えていくことも男性ホルモンを増やすためには必要なことだといえそうですね。
新しいことを始める

毎日の生活がマンネリ化してしまうと男性ホルモンであるテストステロンの分泌が下がってしまいます。
元々、テストステロンとは男性の好奇心や闘争心などの感情に大きく関わるホルモンなのです。
ですので、常に新しいことにチャレンジして好奇心を満たしていくことはテストステロンの分泌にも有効な方法だと言えます。
新しいことにチャレンジというと大げさに考えてしまいがちですが、そんなとこはありません。
今まで行ったことがない場所へ行くだけでも脳は刺激を受けますし、普段は通らない道を通って職場に行くだけでも日常のマンネリを防ぐことだってできます。
自分が出来る小さなことで良いので、今までやったことがないこと、普段とは違うことを日常の中に混ぜていってみてはいかがでしょうか。
勝負事、闘争心を掻きたてるようなスポーツや遊び

最近の研究で男性ホルモンであるテストステロンの数値が高い人ほど闘争心や冒険心が強い人であることがわかっています。
また、テストステロンは興奮状態の時に増加することもわかっています。
魅力的な女性と接したり、女性をみて性的興奮を得た時にテストステロンが増えるのも同じ理屈から来ています。
実際にテレビ番組の実験でもスポーツをやってもらって勝ったチームと負けたチームのテストステロンの数値を測ったところ、勝ったチームのメンバーは皆テストステロンの数値が上昇していたという結果が出ていました。
ですので、スポーツなどを趣味に持つ男性は筋力アップにもなり、闘争心も沸きますから一石二鳥で男性ホルモンを増やすことができます。
かといってギャンブルなどの勝負事に熱心になるのはあまりおすすめはできませんので、日常のちょっとしたこと(対戦ゲームとか)でもテストステロンは増加することがわかっていますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
趣味を持つ

「新しいことを始める」「ストレス解消」と同様に意味合いで、自分の趣味を持つことは非常に男性ホルモンを増やす上で大切なことです。
男性ホルモンであるテストステロンは感情と大きく関わる物質です。
新しい趣味を持つことで向上心や興味関心が湧いてきますし、日常のストレス解消にもなります。
もし新しい趣味がスポーツであれば、さらに闘争心も沸きますし、筋力アップやダイエット効果もあって男性ホルモンの分泌にはいいことづくめです。
身体にも精神的にも自分の趣味を持つことは大変、有意義なことですので、アナタに今これといって趣味がなければこの機会にぜひ、新しい趣味をみつけるために行動してみましょう。
いつまでも恋愛をする

女性は恋をするとキレイになるなんてよく言われますが、実はこれは男性にも当てはまります。
男性ホルモンであるテストステロンは感情と大きく関わりのあるホルモンであり、興奮や闘争心、好奇心などの感情を持った時に増加することがわかっています。
恋愛はまさに興奮であったり、好奇心であったり感情が動く事の連続です。
男性ホルモンであるテストステロンの増加には持って来いですね。
また、一説には男性は本能として魅力的な女性、エッチしたい女性をみると子孫を残そうと生殖機能を活発化させるために男性ホルモンが分泌されるという話もあります。
いずれにしろ男性にとって常に自分の好みの女性と接する機会があるということは心身ともにメリットが大きいことがわかりますね。
テストステロン補充療法

性欲が弱かったり、精力自体が減退して十分に勃起しない場合は、食事などの生活習慣を見直して改善させる方法があります。
ただし、この場合はそれなりに努力が必要で即効性はないのが一般的です。
そこで男性ホルモンであるテストステロンの補充療法が有効です。
これはEDクリニックで行われている施術で、ステロイド系のホルモン剤を定期的に摂取していきます。
すでに欧米では一般的になりつつあるホルモン補充療法で、精子・精液の製造量がアップしたり、性的興奮が起こりやすい状態を維持する効果が得られます。
もちろんホルモン剤の摂取に関しては副作用の心配もありますから、テストステロン補充療法の専門医師に治療をしてもらう事が必要です。
漢方

昔から日本の精力剤の素材は漢方が主体となっていました。また目的に合わせて利用される漢方の種類も違います。
男性ホルモンを増やすことをメインに考えられた主成分を配合した内服薬や塗り薬タイプの強精剤や、身体の組織や器官を活性化し自然治癒力をアップさせる強壮剤、それに勃起を妨げる自律神経を緩和させて、直接勃起中枢に働きかけるタイプの漢方があります。
この3タイプの漢方を、個々の症状に合わせて処方するのが基本ですが、市販タイプであれば薬剤師さんなど専門の方に選んでもらう事ができます。
精力剤として代表的な漢方には、牛車腎気丸や海馬補腎丸などが有効でしょう。
また漢方にはほとんど副作用がありません。そしてバランスの良い食事と軽い運動を併せる事でより効果が出やすくなると言われています。
精力剤や精力サプリメント

残念ながら男性ホルモンであるテストステロンそのものを増やすための成分というものはありません。
ですので、直接有効な精力剤や精力サプリも無いと思います。
また、男性ホルモンの材料となるのはコレステロールなのですが、コレステロールを外から摂取することはあまり推奨できません。
ではどうすればいいのか?
男性ホルモンの分泌を命令する性腺刺激ホルモンの栄養になる成分ならありますし、その成分を含む精力剤や精力サプリならあります。
その成分は多岐に渡るそうですが、その中でも精子や精液の生成に関わる「亜鉛」、そして勃起するために必須の一酸化窒素を生成する「アルギニン」や「シトルリン」を摂取するようにしましょう。
参考文献:メンズヘルスクリニック東京~テストステロンをサプリで増やすことは可能なのか?
精力剤や精力サプリの主な成分はアルギニンやシトルリン、またはそれらを含む「マカ」や「クラチャイダム」であることが多いです。
ですので、男性ホルモンの為のサプリメントを選ぶということではなく、一般的な精力剤の目的(精力アップ、勃起力アップ、ペニス増大など)の目線で精力剤や精力サプリを選んでもらって問題はありません。
男性ホルモンが増えることで期待される6つの効果
モテ効果

男性ホルモンであるテストステロンが増えると女性にモテる効果があると言われますが本当なのでしょうか?
直接的な効果があるわけではないと思いますが、テストステロンが増えることでもたらされる数々の効果が結果的に女性にモテる男性に近づくという意味では、テストステロンにモテ効果はあると言えます。
この後にも紹介しますが、テストステロンが増えると筋肉増強の効果があり男らしい体つきを作ることが可能になります。
また、アンチエイジング効果により年齢よりも若々しく見えることで外見的にも優位に立てますし。
その他にもテストステロンは感情を大きな関わりを持つホルモンです。
テストステロンが増えることでやる気が向上したり、闘争心が湧いたり、記憶力や集中力の向上など私生活だけではなく、ビジネスに役に立つ効果も数々あるのです。
そういった外見や内面的なメリットが重なることで、結果的に女性から見た時に魅力的な男性に映るということによるモテ効果は十分にあり得ることでしょう。
アンチエイジング効果

男のアンチエイジングをするならば、まず男性ホルモンを十分に分泌させるべきです。
男性ホルモンは男らしさを作り上げるホルモンですから、不足すると老化が進んで様々な体や感情に支障が出てきます。
具体的には筋力の低下、体力の低下、慢性的な疲労感や倦怠感、集中力や記憶力の低下、精力減退…etc。
どんどん外見的にも内面的にも老化が進んでしまうのです。
逆に男性ホルモンであるテストステロンが増えると、筋力増強や性欲アップ、やる気の向上など見た目や中身の両方を若々しく保つことができます。
ですので、加齢に逆らいたい人ほど男性ホルモンであるテストステロンをガンガン増やすことが大切なのです。
性欲増強

男性ホルモンの大半を占めるテストステロンには性欲を向上させる役割や男性機能の維持や発育に大きな関わりがあります。
また、テストステロンはやる気や興奮作用の元となるドーパミンを作る役割や勃起に必要となる一酸化窒素の生成にも関わっているのです。
これだけみてもいかに男性ホルモンがセックスするために大事なのかということがよくわかりますよね。
セックスするにも勃起するにも、まずは性的興奮を得る必要がありますから、テストステロンを増やすことは勃起力アップや精力増強の基本中の基本と言えそうです。
やる気の向上

男性ホルモンであるテストステロンはドーパミンを産生する働きがありますので、やる気やモチベーションを向上させる効果があります。
やる気やモチベーションが日常的に向上することで、仕事やプライベートなどあらゆる面でメリットが大きいことはお分かりだと思います。
女性関係1つとってみても、やる気が向上することによる積極的な行動はアナタが魅力的だと感じる女性といい関係を築くことにおいても大いに役に立ちます。
筋肉質な身体

テストステロンは天然の筋肉増強剤と言われるくらい、男性ホルモンであるテストステロンには筋肉増強の効果があることがわかっています。
引き締まった筋肉質な体は、女性から見ても美しいと感じるもので、そういった強い男性に女性はセックスアピールを感じます。
とはいえ、別に筋肉隆々になる必要はありません。スリムで筋肉が強調されていれば十分です。
また筋肉質の方は男性ホルモンの分泌が高いだけではなく、実際に精力が強いこともわかっています。
ただし、そのためにはある程度の筋トレをすることは必要にはなります。
筋トレは見た目の美しさや精力アップだけではなく、ストレス解消や健康にも効果がありますので、生活に積極的に採りいれたい習慣ですね。
記憶力や集中力の向上

男性ホルモンが多い男性と聞くどうしても、これまでに紹介したような「筋肉質」「性欲が強い」というイメージがありますが、実は脳の老化防止にも効果があることがわかっています。
脳が老化すると当然ながら集中力の低下や記憶力の低下、その他にも判断力が鈍ったり睡眠の質が落ちる、または鬱状態に陥りやすかったりと色々なデメリットがあります。
ですので、テストステロンを増やすことは年齢を重ねても若々しいクリアな脳を保つためにも必要なのです。
集中力や記憶力などは筋肉などと違って自分でも他人からもパッとわかりづらい部分ではありますが、人生の質を決める重要な要素と言っても過言ではありません。
積極的にテストステロンを増やす行動を増やしていきましょう。
まとめ~男性ホルモンを増やす方法とはすなわち人生を楽しむこと

いかがでしたか?
男性ホルモンは身体だけではなく脳や精神的にも非常に重要であることがわかっていただけたかと思います。
男性ホルモンを増やす食べ物は必須アミノ酸を多く含む食品や含硫化合物を多く含む食品、良質な脂質が摂れる食べ物がおすすめです。
成分では亜鉛やビタミンDを含む食べ物もいいでしょう。
ですが、男性ホルモンを増やすためには食事だけの改善では現実的には非常に困難です。
運動やストレス解消などの生活習慣の改善が必要ですし、その他にも興奮や好奇心を覚えるようなシーンを日常に作っていくことも大切です。
また、食事から摂取しづらい成分に関しては精力サプリなどで補っていくとより短期間で効果を実感できることでしょう。
男性ホルモンを増やす方法とは一言でいうと、すなわち人生を楽しむことに他なりません。
そのためにも日々の活力を失わないように今日からでも実践できることを生活に採りいれていきたいものですね。
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