フル勃起しない

せせりたつおせせりたつお

ED(勃起不全)という言葉を耳にすると「そこまで深刻ではない」と否定する男性も多いですが、半勃ち状態が続いてうまくフル勃起しない状態は完全にED(勃起不全)の一種です。

EDの原因には大きく分けると精神的な原因の「心因性ED」と体の機能の問題である「器質性ED」の2つに分かれます。

原因は様々ですが、まずアナタが半勃ちばかりでフル勃起しない原因を知り、それに見合った改善方法を実践していくことが1番の勃起力回復の近道です。

勃起力アップは一日にしてならずです。

半勃ちを解消して常にフル勃起するために今やれることを実践していきましょう。

目次

なぜフル勃起しないのか?半勃ちやうまく勃起しない根本的な原因とは

半勃ち 原因

フル勃起しない、いつもセックスの時に半勃ちで終わってしまう症状はED(もしくはED予備軍)だと言えます。

硬く勃起しない、いつも半勃ち止まりとなる理由には、さまざまな要素が絡み合っています。

勃起不全であるEDの原因は、大別すると心因性、器質性、混合型の3つ(薬剤の副作用で起こる薬剤性を含めると4つ)です。

「心因性ED」とは、不安、緊張、焦り、日常的なストレス、過去のトラウマなど精神的な問題で引き起こされるED(勃起不全)です。

ストレスなど精神的な問題があるときは、副交感神経ではなく交感神経が優位に働くため、脳で感じた性的刺激がペニスまでうまく伝わりません。

勃起とは、リラックス状態である副交感神経が優位に働くときに起こる状態ですので、リラックスできない要素があると勃起しにくくなるのです。

参照:心理的な要因で起こるED|EDネットクリニック.com

続いて「器質性ED」とは、血管、神経、筋肉など体の器官の問題に起因するED(勃起不全)のことを言います。

特に多いのが、老化や喫煙などの影響で血管が弾力性を失う動脈硬化を原因とするものです。

血管が弾力性を失うと、大量に血液が流れ込んできてもしっかり血管が広がらないため、目的地に十分な血液を送り届けることができなくなります。

つまり、勃起に必要な血液がペニスに流れ込まないという状態です。

参照:血管や神経の障害が原因で起こるED(器質性ED)|EDネットクリニック.com

ちなみに混合型EDとは、心因性EDと器質性EDの要因が合わさった状態で、この混合型がEDが最も多い症例と言われています。

器質性EDの代表的な10の原因

せせりたつおせせりたつお

器質性のEDとはフィジカルの問題で勃起力が低下してしまう症状を指しています。

主な原因としては加齢や生活習慣の乱れによる動脈硬化や男性ホルモンの低下などが指摘されています。

いわゆる勃起力の低下で悩む男性の大半はこちらの器質性のED(もしくは器質性と心因性の混合)が原因となります。

加齢による男性ホルモンの低下や動脈硬化

加齢 動脈硬化

勃起には男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量が大きく関わっています。

血管や神経に作用して一酸化窒素を産出するほか、ドーパミンという神経伝達物質を増やす作用があります。

しかし、このテストステロンの分泌量は20代をピークに年齢とともに徐々に減少していきます。

そのため、中高年になると性欲減退やED(勃起不全)のような症状が起きやすくなるのです。

また、加齢による影響は血管にも及び、皮膚と同じように弾力性がなくなっていきます。

つまり、血管が硬くなった動脈硬化という状態です。

血管が十分に拡がらないので、勃起時に必要な血液が海綿体に充満せず、若いころのように硬く大きく勃起できないということになるのです。

半勃ちばかりでフル勃起しない大きな原因となります。

⇒テストステロンを増やす方法についての詳細記事はコチラから

運動不足による筋力低下

運動不足 ED

運動不足によって筋力が低下すると、勃起を司る平滑筋の筋肉が衰えてしまいます。この平滑筋に十分な力がないと強い勃起はできません。

また、筋肉は血液を全身に循環させるポンプの役割も果たしているので、その力が衰えると血行が悪くなって十分な血液がペニスまで送り込まれなくなってしまいます。

ですから、運動不足が続くと、筋力と血行がどちらも低下してEDになりやすくなるのです。

さらに、筋力が低下すると男性ホルモンであるテストステロンの分泌も減少しますので、性欲減退やED(勃起不全)にも直接的に繋がります。

運動不足や筋力低下は他にも肥満やメタボなどの原因にもなるので、フル勃起するためには百害あって一利なしと言えそうです。

⇒精力増強のために効果的な筋トレの詳細記事はコチラから

睡眠不足や蓄積疲労

睡眠不足 蓄積疲労 ED

睡眠不足や蓄積された疲労はED(勃起不全)の大きな原因となります。

疲労が溜まると男性ホルモンへの悪影響が原因で血管が収縮しますから、ペニスまで十分な血液が届きにくくなってしまいます。

その疲労を解消するのが良質な睡眠なわけですが、その睡眠が不足するということはED(勃起不全)をますます加速させるということです。

また、性欲や精力に関わるテストステロンの分泌が最も活発になるのは、睡眠時です。

睡眠が不足するとテストステロンの分泌量が不十分になり、精力減退の原因となり結果的にフル勃起しにくくなってしまいます。

食生活の乱れ

食生活の乱れ ED

正常な勃起はバランスの良い栄養摂取が欠かせません。

ですので、食生活の乱れはED(勃起不全)に直結します。

外食やジャンクフードばかりで済ませていると、脂肪や糖質ばかりに偏って良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルが十分に摂取できません。

これら必須の栄養素が不足すると、高血圧や糖尿病など生活習慣病を招き、血管や神経の健康が損なわれ、性的刺激を感じてもしっかり勃起しなくなってしまいます。

また、ホルモンの分泌量が低下して精子の生成量も減少してしまいます。

20代や30代の頃はそれでも体の異常を感じることなく元気であることが多いですが、若い時にこういった食生活をしていた男性は40代以降の中高年になってから勃起力の衰えが顕著に表れることが多いので要注意ですね。

男性更年期障害

男性更年期障害 ED

女性の閉経のような体の劇的な変化がないのでわかりにくいですが、男性も中高年になると更年期障害になる人が増えています。

その原因はホルモンの分泌量の低下です。

性欲や男性機能にかかわるテストステロンの分泌量も低下してしまうため、男性が更年期障害になると高い確率でED(勃起不全)を発症します。

また、ストレスもホルモンの分泌量低下と並ぶ男性更年期障害の大きな要因です。

男性が更年期障害になるとうつ的な傾向が強まるため、全く性欲が湧かなくなるということもよくあることなのです。

当然ですが、勃起するためにはまず性的な刺激が必要なわけですから、更年期障害は大きくフル勃起できない原因へと繋がっていきます。

参照:働き盛り世代を襲う男性更年期障害 男性ホルモン低下が招く多様な症状|日本新薬

病気(生活習慣病)

高血圧 糖尿 ED

高血圧や糖尿病などの生活習慣病もED(勃起不全)を引き起こす大きな原因の1つです。

高血圧は血管に高い圧力がかかっている状態ですので、血管がしっかり広がらずペニスの海綿体まで血液が十分に流れ込まなくなります。

また、糖尿病は神経回路に影響を与えるため、性的刺激を受けた脳が送る信号がペニスまで伝達されにくくなってしまいます。

そのせいで、糖尿病や高血圧の患者にはED(勃起不全)を併発している人が多いのです。

これら以外の症状でも、血管や神経に影響を及ぼす生活習慣病にかかると、ED(勃起不全)のリスクが高まることがわかっています。

参照:生活習慣とED|EDネットクリニック.com

肥満(メタボ)

肥満 ED

肥満によって体内の脂肪が増えると、代謝能力や血管の働きが低下して、高血圧や糖尿病になるリスクが高まります。

また、血管から弾力性が失われる動脈硬化にもなりやすいので、性的興奮を感じても勃起に必要な量の血液がペニスの海綿体に流れ込まず、フル勃起ができなくなることもあります。

ペニス内部の血管は心臓の太い動脈と違って微細な毛細血管ですから、血行不良の影響を直接被ってしまうのです。

実際に肥満やメタボの男性はED(勃起不全)の割合が多いという医学的なデータもありますので、まずはダイエットに取り組むことが先決になります。

参照:メタボがEDを引き起こす…原因は?改善方法は?|ヨミドクター

タバコ

タバコ ED

タバコに含まれるニコチンの作用の一つに、血管の収縮作用があります。

血管が収縮すると、心臓から血液が送られてきても血管が十分に広がらないため、体中の血行が悪化してしまいます。

勃起とは、ペニスの海綿体に血液が充満することで起こる状態ですから、血行が悪いとその働きが阻害されてしまうことは明らかです。

実際、ED患者の大半が喫煙の習慣を持つことからも、タバコがいかに性機能に悪影響を与えるかがわかるでしょう。

参照:タバコはさまざまな病気の原因に|ファイザー製薬「すぐ禁煙.jp」

過度のアルコール摂取

アルコール ED

アルコールには中枢神経の働きを抑える作用があります。

少量の飲酒であれば、ストレスが抑えられリラックス効果をもたらしますが、過度にアルコールを摂取すると勃起中枢の機能まで抑えることになってしまいます。

そうすると性的な刺激を受けてもペニスへうまく勃起するための信号を伝達できなくなり、結果としてうまくフル勃起ができなくなってしまうのです。

また、アルコールは大量に摂取すると肝臓から脳まで体のあらゆる器官にダメージを与える物質です。

肝臓を壊すとED治療薬が効かなくなりますし、脳が影響を受けると性欲さえ起こらなくなることもあります。

他にもアルコールを分解するために亜鉛やビタミンなど精力に関係する成分を多く消費してしまうために精力減退や勃起力の低下へと繋がっていきます。

間違った方法でのオナニー

間違ったマスターベーション ED

「右手が恋人」とはよく言われる表現ですが、間違ったオナニーを続けていると、女性の膣内で射精できなくなったり、実物の女性を目の前にするとED(勃起不全)になったりといった弊害が出ることがあります。

このタイプのED(勃起不全)は、10代や20代の若い世代の男性に多く見られる傾向です。

ペニスを強く握りしめたり、床に擦りつけたりして行うオナニーは、女性の膣内と比べて刺激が強すぎるため、実際のセックスで快感が得られなくなる大きな原因です。

また、最近のオナホールには、締め付けが良くローションが潤滑油として付いてくる高性能のものが増えているため、その強い快感に慣れ過ぎてしまうと、セックスに魅力が感じられなくなることも危惧されます。

通常のセックスからかけ離れた環境や刺激に慣れすぎると、本番の際にうまく勃起できなくなるのです。

男性機能に異常がなくてもED(勃起不全)と同じような症状を起こしてしまう原因ともなります。

⇒正しいオナニーの方法についてはコチラの記事からどうぞ

心因性EDの代表的な3つの原因

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心因性のEDとは精神的なトラブルで勃起がうまくいかない状態のことを指します。

仕事や人間関係のストレスなどが原因の場合は、職場や環境が変わることで勃起力を回復できる場合もあります。

ですが、セックスに対する直接的かつ精神的な問題でうまく勃起できない場合は自力で改善するのは簡単ではありません。

その場合にはまず専門の医師に相談することが勃起力を取り戻す1番の近道かもしれません。

職場や人間関係など日常的な慢性ストレス

ストレス ED

ふだんの生活で感じる緊張、不安、プレッシャーなど日常的なストレスは、蓄積されると男性ホルモンの分泌を妨げます。

精巣ではテストステロンという性欲や精力の元となる男性ホルモンが分泌されるのですが、ストレスのせいで分泌が抑制されてしまうため、性欲が落ちたり、勃起しても完全に硬くならなかったりなどED(勃起不全)の症状を引き起こします。

つまり、ストレスが大きいほどED(勃起不全)になるリスクが高いということです。

体の機能に異常もなく性欲もありセックスするのも好きなのに、それでも半勃ちばかりでフル勃起でいない男性はストレスが原因かもしれません。

パートナーとの関係性の悪化

パートナーとの関係悪化 ED

性行為のパートナーとの関係が悪化すると、性欲よりストレスが勝ってしまうため、パートナーに性欲を感じなくなったり、行為に及ぼうとしてもフル勃起しなかったりということが起こります。

男性は肉体的な性的刺激があれば自動的に勃起するものではありません。

正常に勃起するには、心身ともにリラックスした状態である必要があります。

ですので、これを解消するには、パートナーとの関係を改善することが必要です。

過去の性行為へのトラウマ

ED トラウマ

トラウマとは、怒り、悲しみ、憎しみなど過去に受けた精神的なキズのことです。

トラウマには、過去の性行為での失敗など意識できるものもありますが、幼児期の事件事故など自分では完全に忘れているつもりのこともあります。

いずれにせよ、それらが引き金となって、いざ行為に及ぼうとしてもフル勃起しなくなるわけです。

トラウマを解消するには、場合によっては精神分析など本格的な心理療法が必要になることもあります。

心因性のEDの可能性がある場合は病院でのカウンセリングがおすすめ

ED カウンセリング

心因性EDがストレスやトラウマなど精神的な問題が原因の場合、それを解決しないとED(勃起不全)も治らないように思っている人も多いです。

確かに根本的な解決としてはその通りなのですが、実はED治療薬による一時的な改善が可能であることは意外と知られていません。

また、ストレスは薬で和らげることもできます。

ただ、心因性EDとは心の問題がEDという症状となって表れているわけですから、やはり根本的に治療するには心の問題の解決を図るしかありません。

そのためには個人では限界がありますから、専門の医師のカウンセリングを受けてみることが最もED改善への近道でしょう。

参照:ED専門外来|イースト駅前クリニック

半勃ちを解消してフル勃起するための17の改善方法

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病気が原因や精神的なトラウマなどが原因のED(勃起不全)による勃起力の明らかな低下は自力で改善することは簡単ではありません。

その場合は専門の医療機関に相談することが最も早くて確かな解決策だと思います。

ですが、病院に行くほど深刻なED(勃起不全)ではなく、バイアグラなどを飲むほどでもないという場合は自力で解決できる可能性は十分にあります。

実際に半勃ち状態が続くような勃起力の低下で悩む男性の約8割は加齢や生活習慣などが原因で起こる、動脈硬化やテストステロンの分泌低下などを引き起こす器質性のED(または心因性との混合型)です。

まずは自分に当てはまる原因を知り、それに合ったアナタが今日からできる改善方法を実践していきましょう。

有酸素運動

有酸素運動 勃起力アップ

運動不足の人は、筋力が低下し余分な脂肪が付いている状態ですので、血液を運ぶ力が衰えているとともに血管が圧迫されて血行が悪い状態です。

また、血中コレステロール値も高い傾向にあり、ED(勃起不全)だけでなく生活習慣病全般にかかりやすい状態です。

ジョギングやウォーキングのような有酸素運動を行えば、体内の血行を良くして脂肪燃焼の効率をアップさせるので、勃起力の向上と生活習慣病の予防に効果が期待できます。

筋トレ(特にスクワット)

スクワット 勃起力アップ

大腿部の大きな筋肉を鍛えるのに効果的な運動がスクワットですが、実はスクワットには勃起力を向上させる効果も期待できます。

骨盤の下側には骨盤底筋群という小さな筋肉があり、この筋肉は勃起と大きくかかわっています。

勃起時には陰茎海綿体に血液が充満しますが、それを海綿体内に留め逆流を防ぐのにこの筋肉が役立っているからです。

スクワットではこの筋肉も鍛えられることになりますから、続けることで勃起状態の維持力を高めることにもつながります。

また、筋力がアップすることで男性ホルモンであるテストステロンの分泌が促進されますので、性欲向上や精力増強の効果も期待できます。

⇒精力増強に効果的な筋トレの方法の詳細記事はコチラから

PC・BC筋トレ

PC筋 鍛える

ペニスから肛門にかけての位置にあるPC筋とBC筋という2種類の筋肉は、勃起力と大きくかかわっています。

どちらもほぼ同じ位置にありますが、PC筋には海綿体に血液を留める働きがあり、BC筋にはペニスに血液を送ったり射精をコントロールしたりする働きがあります。

これらの筋肉の鍛え方は簡単で、力を込めて肛門を締め、それを数秒間キープしてから緩めるだけのトレーニングです。

睾丸の裏から肛門にかけてピクピクする感じがあれば効いています。

チントレ

チントレ 勃起力アップ

スクワットやPC・BC筋の筋トレもチントレですが、ここでは直接ペニスを刺激するチントレ(ペニストレーニング方法)を紹介します。

代表的なチントレの1つが「ミルキング」といって半勃ち状態で行うチントレの方法です。

まず左手でペニスを根元側に引っ張り、ペニスを伸ばした状態で、右手で亀頭を握ったり緩めたりします。

その際、亀頭の根元側から先端にかけて小指から親指に向かって力を入れていき、血液を亀頭の先まで送るイメージで行います。

海綿体に流れる血液量をアップさせて勃起を強化するのが狙いです。

名前の通り牛の乳を絞るようなイメージで血液を亀頭に送りこむとうまくいきますよ。

食生活の改善

ED 食生活の改善

性機能向上や勃起力アップ、精力増強させるには毎日の食生活の改善が欠かせません。

基本的にはビタミン、ミネラル、たんぱく質をバランスよく摂取することで、勃起力にも良い影響が及びます。

ですので、脂肪や糖分の多いジャンクフードやインスタント食品はなるべく避けて、肉、魚、野菜や大豆食品などがバランスよく摂取できる献立を考えましょう。

精子の材料である亜鉛を多く含む牡蠣やレバー、血行促進や成長ホルモンを分泌させる効果のあるアルギニンを含む大豆食品などは積極的に食事に取り入れたい食材です。

⇒亜鉛を多く含む食べ物の詳細記事はコチラから

⇒アルギニンを多く含む食べ物の詳細記事はコチラから

禁煙

禁煙 ED改善

ED患者の約半数が喫煙者というデータがあるほど、タバコが性機能に及ぼす影響は明らかです。

ですので、喫煙の習慣がある方で最近勃ちが悪くなったと感じる場合は、タバコを控えてみましょう。

ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、喫煙を続けていると動脈硬化になり、ED(勃起不全)などの病気のリスクが高まるばかりです。

あらゆる面から考えて喫煙は健康にとって害でしかないですので、できればこれを機にスッパリ禁煙されることをおすすめします。

とはいえ、なかなか禁煙するのが難しいことは私も元・喫煙者として理解できます。

その場合は1日に吸うたばこの本数を減らすだけでもED改善に効果があることが研究結果でわかっていますので、まずはその努力から始めてみましょう。

アルコールを控える

禁酒 勃起力アップ

少量の飲酒には、アルコールが中枢神経を抑制して緊張やストレスを緩和するという作用があります。

女性を前にすると極度に緊張して勃起しなくなるという方には、アルコールは良い薬となる場合もあるかもしれません。

しかし、過度な飲酒は勃起中枢も麻痺させてしまいます。

また、アルコールは肝臓に負担をかけますが、肝臓の機能が低下するとテストステロンが減少してしまいます。

ですので、基本的にはアルコールは性機能にとってマイナスに作用するものと知りましょう。

ストレス解消

ストレス解消 勃起力アップ

過度なストレスは、テストステロンの分泌量を低下させることが知られています。

そのせいで勃ちが弱くなることが見られるのですが、ということはストレスを解消すればテストステロンの分泌が高まって、性欲や性機能が改善するということも言えます。

実際、ストレスが原因で勃起力が低下している場合に、勃起薬で一時的な効果が感じられたとしても、根本の原因がそのままでは、またED(勃起不全)になることは十分に考えられます。

ですので、自分なりのストレスを解消する手段を見つけることはフル勃起するためにも健康そのものにも非常に大切です。

性行為そのものを楽しむ

セックスを楽しむ 勃起力アップ

半勃ち止まりでフル勃起しない状態では、女性を満足させられないとか、ペニスを見られたらみっともないなどと思って、性行為から遠ざかる男性が多いです。

しかし、ED(勃起不全)が治るまで性行為はやめておこうという考え方では、結果的にED(勃起不全)は改善されません。

性行為から離れれば離れるほど、いざその機会が訪れると以前よりますます自信がなくなってしまということはよくあることです。

パートナーとともにEDを治療していくのなら、射精が伴わなくてもよいのでなるべくパートナーとセックスの行為そのものを楽しむことを心がけてください。

半勃ちでフル勃起せずに最後までイケなくても、セックスという行為自体を思い切り楽しむのです。本来セックスとはそうあるべきものなのですから。

パートナーとの関係改善

パートナーとの関係を改善する

ED(勃起不全)を治療しようと思ったらセックスを行うパートナーの協力は欠かせません。

ですので、まずはお互いに心を打ち明け、二人のわだかまりを解消する努力をしてください。

そのうえで、ED(勃起不全)であることを正直に話し、二人で何ができるかを考えましょう。

前戯に時間をかけるとか、ただ肌を密着させて過ごすとか、フル勃起しなくても性行為を楽しむことは可能です。

ED(勃起不全)の原因が自分自身への自信の無さや失敗したトラウマなど心の問題である場合、そうやってお互いに心も体も開放することで快方に向かうことは十分にあり得ます。

SEXのイメージトレーニング

イメージトレーニング セックス

スポーツ選手などがよく行うイメージトレーニングですが、ED(勃起不全)の改善にも効果があります。

イメージトレーニングとは、本番の緊張やプレッシャーを克服し、成功するイメージを高めるために行うもので、スポーツと同じようにセックスで成功するイメージを高めるわけです。

トレーニングでネガティブなイメージを振り払い、女性を満足させるまでの過程を強くイメージし脳内に植え付けることで、半勃ちが改善してフル勃起する可能性もあると言われています。

睾丸を温めない

睾丸を温めない 勃起力

睾丸の中の精子にとって最適な温度は31~33℃ぐらいです。

体温よりかなり低いことからもわかる通り、精子は熱に弱いことがわかっています。

ですので、性機能を高めるには、なるべく睾丸を温めないことが大切です。

タイトなボクサーブリーフは熱がこもりやすいので、なるべくトランクスを履きましょう。

また、長時間の自転車は股間が圧迫されますし、体温上昇とともに睾丸も温まってしまうので避けた方がよいです。

参照:意外に多い男性の不妊症について|日本MensHealth医学会

適切な射精頻度を守る

射精頻度 勃起力アップ

射精の頻度が多いからといって健康に悪影響があるわけではありません。むしろ、全く射精しないより毎日射精する方が男性機能にとっては健康だといえます。

ただ、男性ホルモンの分泌は加齢とともに減少するので、中高年になっても10~20代のころのように毎日オナニーしていると精子不足や半勃ちにつながることがあります。

最近、勃起力に自信がないという中高年の方は、3日に1回程度にとどめ、セックスの前日や当日には射精は控えた方がよいでしょう。

逆に我慢し過ぎても男性ホルモンの分泌は低下することがわかっていますし、勃起力の低下や男性機能の低下につながりますから、適度に射精することは大切な事です。

⇒射精回数の平均とは?毎日オナニーするのは健康に良いのか?詳細記事はコチラから

正しいオナニーを知り実践する

正しいマスターベーション

正しいオナニーといっても特別難しいものではありません。

要は、セックスからかけ離れたオナニーを行わないことが正しいオナニーだと言えます。

ペニスや性機能にダメージを及ぼす間違ったマスターベーションを避ければよいのです。

半勃ち止まりでフル勃起しない状態が長く続いているのであれば、射精の頻度も一度の射精に集中するために、週に2~3回程度に抑えた方がよいでしょう。

正しいオナニーのやり方は、まず心身ともにリラックスし、セックスに近い体位を取ります。

ペニスの刺激方法は自由ですが、原則として力を入れ過ぎないことです。

低刺激でなるべく時間をかけて射精まで持って行きましょう。

惰性ですぐに出してしまうのではなく、快感が最高に高まったときに射精するのが理想的です。

オナニーを短時間で済ませようとするのは日本人特有の悪いマスターベーションの典型です。

じっくり低刺激で長い時間をかけてオナニーを楽しみましょう。

⇒正しいオナニーのやり方についての詳細記事はコチラから

金冷法

金冷法 勃起力アップ

金玉を冷やすことで性機能をアップさせる訓練を金冷法といいます。

精子は体温より4~5℃低い状態が最も活性化するので、睾丸を冷やすのは理に適った方法です。

やり方は、水につけて冷やした後にお湯で温め、また冷やすという繰り返しですが、あまり冷やし過ぎるのも負担をかけるため禁物です。

冷水である必要はなく、苦痛に感じるほどではかえって逆効果です。

シャワーでぬるま湯をかけるぐらいがちょうどよいでしょう。

ツボ、マッサージ

ツボ 勃起力アップ

勃起は副交感神経が優位に働くときに起こります。

ですので、ツボ押しマッサージによって副交感神経を高めることで、勃起力回復にも効果が期待できます。

精力増強に効果のあるツボは全身にありますが、代表的なところでは、へそ下の関元、それより下の中極、中極を中心に左右対称に位置する大赫、背中の命門、命門を中心に左右対称に位置する腎兪などが男性機能を回復させるツボとして知られています。

精力剤や精力サプリを摂取する

精力剤 精力サプリ 勃起力アップ

精力剤や精力サプリメントと聞くと「本当に効果があるのかな?」と疑問に思う男性も少なくないでしょう。

ですが、実際には精力剤や精力サプリに含まれる成分は勃起力アップや精力増強に効果があるとされる成分を含んだ健康食品です。

僕も継続して多くの種類の精力サプリを試してきましたが、年相応以上の勃起力アップを実現することが出来ています。

フル勃起するために必要な成分は勃起する際に必要になるNO(一酸化窒素)の放出量を増やすためのアルギニンとシトルリンが必要になります。

また、男性ホルモンであるテストステロンを増やすためには同じくアルギニン、そして亜鉛が有効です。

ですから、フル勃起したい精力剤を選ぶ際にはアルギニン、シトルリン、亜鉛の3つの成分が豊富にバランスよく含まれている精力剤や精力サプリメントを摂取しましょう。

ただし、精力剤や精力サプリは、ED治療薬と違って医薬成分が入っていないため、飲んだらすぐにフル勃起するような即効性は期待できません。

あくまでサプリメントは薬ではなく健康食品ですから、勃起力アップに効果的な栄養素を含んだ精力剤やサプリを長期的に摂取していくことで、徐々に効果を感じていくものです。

1回飲んだぐらいでは効き目はほとんどないと思ってください。

体の細胞が入れ替わるには3カ月ぐらいかかりますから、最低そのぐらいは根気よく飲み続けることが大切です。

その代わりバイアグラのような勃起薬のような副作用もありませんし、精力剤や精力サプリの主な成分であるアルギニンやシトルリンなどは血管拡張や血行促進の効果があることから、勃起力アップ以外にも動脈硬化予防やアンチエイジングなど健康面に様々な効果が期待できます。

心配ならED治療の病院に相談を

医師に相談 勃起力低下

これまでさまざまな自分でフル勃起するための半勃ち改善法やED解消法を紹介してきましたが、効果の有無は個人差があります。

ですので、どれか1つ実践しただけで劇的に勃起力が回復するなどの過度な期待はしないでください。

ただし、バランス良い食事、良質な睡眠、適度な運動、飲酒・喫煙など悪い生活習慣の廃止は、勃起のみならず体全体の健康にも関わることなので意識的に続けていきましょう。

さらに精力剤や精力サプリを並行して継続していくことで、より短期間でより高い可能性で勃起力アップや精力増強効果が期待できます。

一方、自分では改善できないED(勃起不全)も存在します。

ペニスにつながる血管や神経が損傷していれば、いくら節制しても自力での勃起力回復はできません。

参考サイト:EDの相談ができる病院検索|EDネットクリニック.com

ですので、改善しないことに不安を感じたら、泌尿器科など専門の医療機関を受診することをおすすめします。

今のED治療薬は以前と比較してかなり効果が上がっていますから、勃起力を取り戻せる可能性も期待できます。

勃起のメカニズム・仕組みを理解しておきましょう

勃起のメカニズム しくみ
出典:あかひげ薬局

勃起力を回復する、フル勃起したい、そのためにはまず大前提として僕らが勃起する仕組みを理解しておくと便利です。

勃起が起こるには、脳、神経、ペニスの3つの働きが関係しています。

まず、性的刺激を脳が感じ、勃起するように信号を出します。

その刺激が神経を伝ってペニスまで届くと、ペニス内部の海綿体に血液が充満し、ペニスが硬く大きくなって勃起するのです。

つまり、脳とペニスは直接つながっていないので、それを仲介する神経が大きな役目を担っているわけです。

勃起は、勃起神経という脊髄を通る中枢神経の1つが司っているのですが、性的刺激が勃起神経に伝わるまでには、自律神経のうち交感神経と副交感神経のどちらが優位に働くかで変わります。

リラックスしているときに働く副交感神経が優位であれば、ペニスまで性的刺激の信号が伝わって勃起が起こるのですが、不安や緊張があるときは交感神経が優位に働き、そのせいで信号がペニスに届く前に脳に突き返されます。

だからこそ、不安、緊張、ストレス、自律神経の失調などがある状態のときはED(勃起不全)になりやすいのはそのためです。

まとめ~俺だって勃起したい!より短期間でフル勃起させるために

まとめ 半勃ち 解消

勃起には、脳、神経、血管、男性ホルモンなどペニスの機能以外にもさまざまな器官や組織が関係しています。

ですので、どれか一つが欠けただけでフル勃起しなくなるるということがあるのです。

血管や神経などのケガのためにED(勃起不全)になってしまったという場合や、心因性のなかでも根深いトラウマなど、自力で解消するのが難しいケースもあるので、回復が難しいと感じたら泌尿器科など適切な医療機関で診断を受けましょう。

ですが、おそらく大半の半勃ち状態でフル勃起しないといった、勃起力の低下で悩んでいる男性は加齢や生活習慣の乱れが原因でフル勃起しないことが多いです。

まずは悪い生活習慣を見直し、男性機能を高める運動やトレーニング、バランスのよい食生活などを日常生活に取り入れてみてください。

また、過度の飲酒や喫煙など害を及ぼす生活習慣はなるべくやめましょう。

その上でフル勃起するために有効な「アルギニン」「シトルリン」「亜鉛」などの成分を含む精力剤や精力サプリを並行して継続していくことで、より短期間でより効果的にフル勃起を実現できるでしょう。