EDとは

EDとは「勃起不全」「勃起障害」のことを指します。
EDという言葉そのものは男性なら誰でも1度は聞いたことがある言葉ではありますが、実際にどんな状態になったら自分もEDなのかということはあまり理解していないのではないでしょうか?
実は成人男性の約3分の1がEDだと言われているそうですが、なんとその約4%しか受診していないそうですよΣ(゚д゚lll)
ひょっとしたらアナタもすでにEDなのかもしれません。。。
では、どうすれば自分がEDか、EDでないのかを見分けることが出来るのでしょうか?
ということで、今回はEDの定義や症状からEDの見分け方などを紹介していきたいと思います。

EDとは?EDの定義

EDとは

EDは、正式名称をErectile Dysfunctionといい、日本語では「勃起障害」や「勃起不全」と訳されます。

日本語のイメージから、EDを「勃起しようとしても全く勃起できない状態」を指すと考える人も多いと思います。しかし、EDは医学的に「性交時に充分な勃起や勃起状態の維持ができず、満足な性交ができない状態」と定義されます。

そのため、「勃起するまでにかかる時間が長い」、「勃起はするけれどセックス中に萎えてしまう(中折れ)」といった「勃起に関する能力に問題が発生する」状態もEDに含まれます。

ですので、EDといってもその定義はかなり広くて、程度の差こそあれど以前に比べて勃起時の硬さや持続力が衰えたな、と思った場合はEDの可能性を疑ってみる必要があるでしょう。

https://www.jssm.info/guideline/照:日本性機能学会

EDの症状とは?

ED 症状

では、続いてはEDの症状をみていきましょう。

EDの主な症状には、「勃起するまでにかなりの時間がかかる」「勃起を維持できる時間が短い」「挿入中に勃起した状態を維持できず、途中でペニスが萎えてしまう」というものがあります。

3つ目の症状はいわゆる「中折れ」ですね。

これらの症状は、「勃起するまでにかかる時間が長い」、「勃起はするけれどセックス中に萎えてしまう(中折れ)」といった「勃起に関する能力に問題が発生する」状態勃起のプロセスに何らかの異常が起こることで現れます。

ペニスが勃起するには、以下のプロセスが正常に働く必要があり、このプロセスに問題が発生することでEDを発症します。

  1. 脳が性的に興奮し、勃起の指令を出す。
  2. 脳からの指示が神経を通じてペニスに伝わる。
  3. ペニスが指示を受け、海綿体の陰茎動脈を拡張する。
  4. 海綿体に流れ込む血液の量が増え、充分な量になると勃起する。

これらのプロセスに異常が起こる原因は多く、過重労働によるストレスや肥満や生活習慣病による血流の減少など様々です。

当然、原因によって対処も異なりますのでEDを治療する場合は、まず原因を探ることから始めることになります。

成人男性の約3人に1人がEDと言われる時代

ED 割合

若干古いデータですが、1998年に行われた調査によると、成人男性うち約25%、50代以上の男性の約半数がEDを患っているという結果が出ました。

この数値は、「時々うまく勃起できずに、性交に支障をきたす」中程度のED患者と「勃起できず、常に性交できない」重程度のED患者の合計ですが、これに「たまにうまく勃起できないときがある」という軽度EDの患者を加えると、さらに割合が増えると言われています。

EDは我々が思っている以上に、患者が多い病気だと言えます。

参照:日本のED患者数|浜松町第一クリニック

定義や症状から自分がEDかどうかを見分ける方法とは?

ED 見分け方

EDの定義は範囲も広いですし、内容も曖昧でイマイチどの程度をEDとするのかわかりづらいです。

10回セックスして10回とも勃起しないのであれば、それは誰の目からみてもEDと判断できるでしょう。

でも、10回のセックス中で1回うまく勃起できなかった。これは定義的にはEDには当てはまらないかもしれませんが、勃起しなかった本人としては不安でしょうがないですよね。

その1回の勃起しなかった経験が原因でその後のセックスにも悪い影響がでることも考えられます。

定義や症状をみるとEDには当てはまらない男性でも、個人的には程度の差こそあれどセックス中に勃起力への不安を感じた時点でED、もしくはED予備軍だと考えて対策を練る方がいいような気がします。

なぜなら、EDは放っておいても良くなることはほぼないからです。

EDの原因は大きく3つに分類される

せせりたつお

では、続いてはEDの原因をみていきたいと思います。

EDは体の問題で起こる「器質性ED]、精神的な問題で起こる「心因性ED」、薬剤の影響で起こる「薬剤性ED」の3つに大きく分類されます。

1つずつEDの原因についてみていきましょう。

器質性ED

器質性ED

EDの原因として真っ先に挙げられるものとして血液の流れの悪化といったことが原因で起こる「器質性ED」があります。

主に中高年男性のEDの原因の大半はこの器質性EDだと言われています。

血管は、加齢とともに柔軟性を徐々に失っていきます。硬くなった血管は、充分に拡張せず血液の供給量が少なくなります。ペニスが勃起するには、海綿体に充分な量の血液を供給する必要がありますので、動脈硬化によって血液の供給量が減れば、それだけEDにもなりやすいということです。

また、飲酒や喫煙、糖分や脂質が多すぎる食事といった生活習慣の乱れも、動脈硬化を進行させると言われています。

EDを予防する意味でも、適度な運動や禁煙、飲酒量を抑える、食生活を見直すといった生活習慣の改善が有効です。

神経が原因でEDになる場合も

器質性EDの場合、神経が原因で脳からの性的興奮がペニスへと十分に伝わらないことで起こるケースもあります。

この場合、脳など中枢神経からの信号が脊椎や末梢神経に伝わっていないことが要因になります。要因としては外的なものと内的なものが想定されます。

外的な要因としては、怪我や手術等によって神経が傷ついていることが挙げられます。

極端な場合では、外科手術や事故などで神経を損傷し、性的な興奮も含めた脳からの信号がうまく伝わらなくなった結果、EDになることもあります。

一方、内的な要因は、主に病気によって神経伝達が阻害されることで、糖尿病など生活習慣病やパーキンソン病、アルツハイマー病など神経の働きを阻害する病気が挙げられます。

心因性ED

心因性ED

日頃のストレスやセックスへのプレッシャーなど精神的な問題が原因で発症するEDもあります。これを心因性EDといい、20代や30代など若い男性に多く見られるEDのケースです。

心因性EDの場合、体に原因が無い、もしくは見当たらないけれども、心理的な原因によってEDになります。日頃のストレスやセックスへのプレッシャーは、性的な興奮の伝達を阻害する要因になるのです。

若年層に多い理由としては、例えば排卵日セックスがあります。要はセックスが義務になってしまっているため不要なプレッシャーを感じてしまいうまく勃起できない場合があります。

また、過去のセックスの失敗体験からセックスがストレス源になるなど、セックスに対する経験の少なさが原因になりうまく勃起できないケースもあります。

セックス以外にも、日常生活や仕事などからくる過度なストレスも原因となります。

混合型ED

EDの主な原因は、器質性EDと心因性EDがありますが、どちらか明確な原因が1つだけだという事例は少なく、「加齢からくる血管の老化」や「仕事のストレス」など、複数の原因が積み重なった結果EDになったということも珍しくありません。

そういった器質性のEDと心因性のEDの両方が合わさったEDを混合型EDと呼びます。

薬剤性ED

薬剤性 ED

一部の薬剤には、副作用としてEDを発症させるものもあります。薬剤が原因となっているEDを薬剤性EDと呼びます。

薬剤性EDの場合は、治療が簡単で使用している薬を他のものに変更するだけで改善することがあります。

実際、主治医と相談した上で、薬を変えた結果、EDが改善したという事例も多数あるそうです。

上記の器質性EDや心因性EDと比較すると該当するED患者の割合は少ないですが、もし心当たりがあるようでしたら、日本生殖機能学会のホームページから薬剤の一覧がありますので参考にしてみてください。

参考サイト:日本生殖機能学会|医療診療ガイドライン

EDの治療方法

せせりたつお

EDの治療方法ですが、中程度のEDの場合は専門の医療機関を受診するのが1番の近道でしょう。

主にバイアグラなどのED治療薬を使う方法が一般的で、その他には注射(ICI治療)という方法もあります。

ただし、ED治療薬は根本的なED改善をするわけではありません。

また、軽度のEDの場合は薬に頼らなくても生活習慣の改善などで勃起力を回復できる可能性もあります。

ED治療薬

ED治療薬

EDの治療として最も代表的な治療方法は医療機関でED治療薬を処方してもらう方法です。具体的には「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」といったED治療薬が挙げられます。

これらのED治療薬は有効率が8割と極めて高いことに加え、大きな副作用が少ないことから、ED治療の第一選択肢として広く使われています。

ただし、これらのバイアグラなどのED治療薬はあくまで勃起を補助するためのお薬です。性的な興奮がなければ勃起はできませんので、その点は誤解しないようにしてください。

また、ED治療薬は根本的にEDを改善するための方法ではなく、強制的に勃起の状態を作り出すものですので、ED治療薬自体でEDが根本的に改善されるわけではありませんので、その点も理解が必要です。

購入方法としては、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬は国内では医師の処方箋がなくては購入することは出来ません。通販でも取り扱うことが国の法律で禁止されています。

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海外からの輸入であれば処方箋は不要。価格が安いジェネリック医薬品も

ED治療薬 ジェネリック

国内ではバイアグラなどのED治療薬を購入するには医師の処方箋が必要ですが、海外から輸入をして手に入れる場合は処方箋は必要ありません。

個人で輸入するのはハードルが高いので、個人輸入の代行業者を使って購入することになります。

また、海外であればバイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬のジェネリック医薬品も購入することが出来ます。

価格も3分の1程度から安い場合は10分の1程度で購入できる場合もあり、経済的な負担が軽減されるのはありがたいですね。

効果に関しては使用している成分が同じの為、基本的にはほぼ変わらないと言われています。

ただし、海外から個人輸入する場合、粗悪品や偽物も多く、それらを見分けることも至難の業です。

ですから信頼できる業者から購入することが非常に重要になります。

また、初めてED治療薬を飲む場合はどういった副作用が自分に起こるかどうか未知数のため、1度医師の診断を受けてから、改めて個人輸入代行などで購入することを強くおすすめします。

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ICI治療

ICI治療

バイアグラなどED治療薬で効果がない場合やED治療薬を処方できない方は、ICIと呼ばれる治療法も存在します。

ICIは、10年ほど前から海外で実施されているEDの治療法で、専用の薬剤を直接ペニスに注射することで、ペニスを勃起させます。

即効性が高く、心疾患等がある人や手術や事故によって神経が損傷したり切れている人など、バイアグラが処方できない効果がない人にも有効な治療法です。

ただし、ペニスに直接注射することから心理的なハードルが高いことや、即効性が高い代わりに持続時間が3時間程度と短いなどの欠点もありますので、治療を受ける際には医師に相談の上、判断するようにしてください。

生活習慣の改善

生活習慣の改善

ED治療薬もICI治療も効果が高く即効性もある優れた治療方法ではありますが、残念ながら根本的なEDを改善する方法ではありません。

根本的なEDを改善していくためにはその原因にあった方法を試していくこととなります。

一般的な生活習慣の改善方法としては適度な運動や筋トレ、良質な睡眠やストレス解消、またバランスの取れた食生活などが挙げられます。

特に男性ホルモンの分泌や血行促進の効果が期待出来る運動や筋トレは手軽に出来て経済的な負担も少ないのでおすすめです。

また、食事でも精力増強や滋養強壮によい成分を含む食べ物を積極的に摂取することで体の内側から改善してくことも必要なことでしょう。

その他にも心因性のEDも考えられる場合にはパートナーとセックスを楽しむ工夫(例えばポリネシアンセックスやスローセックスなど)をやってみるのもいいと思います。

精力剤は副作用もなく効果が期待できることも

ED改善 精力剤

即効性がある代わりに副作用もあり経済的にも負担がかかるED治療薬ではなく、即効性こそないですが継続して飲むことで勃起力アップを期待できる精力剤を飲む方法も有効な手段です。

勃起力が低下する根本的な原因は「血行不良」「男性ホルモンの低下」の2つが大きな原因です。

精力剤には勃起するために必要な血管を拡張する作用があるNO(一酸化窒素)の生成を促進する成分や男性ホルモンの分泌を促す成分が配合されている質の高い精力剤も存在します。

食事からだけでは摂りずらい栄養素を1度に摂ることが出来るため、普段の食生活が乱れがちな方やそうでない方でも補助的な役割として精力剤を飲むといいでしょう。

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まとめ~EDは放っておいてはダメ!手遅れになる前に対策を

EDとは まとめ

EDとは「セックスをするための勃起が十分にできない、または勃起を維持できない」状態を指します。

定義が広く曖昧ですが、基本的にはセックス時の勃起力に何かしらの不安がある方はED予備軍の可能性を疑ってみてもいいいでしょう。

ED予備軍を含めると日本人の成人男性の約3分の1以上がEDだと言われるにも関わらず、医療機関を受診する割合やわずかに約4%だそうです。

EDは放置しているだけで勝手に良くなっていくような症状ではないため、自分自身で何かしらの対策する必要があります。

なかなか病院へ行くのはハードルが高い気持ちはよくわかりますが、EDの程度によっては手遅れになるまえに受診する方がいいでしょう。

全くセックスに興味ない男性はともかく、生涯現役、まだまだセックスを楽しみたいという男性は今からでも勃起力アップや勃起力回復の為の生活習慣の改善に取り組んでいきましょう。