一般的には、年齢とともに体力が衰えて、精力も減退するものと考えられていますし、実際に加齢とともに精力が落ちていくことは事実です。
しかし、一方で高齢になっても精力にみなぎる男性がいるのも事実です。
では、その原因とは何なのでしょうか?
実は精力アップや精力回復には普段の食べ物が大きく影響しています。
ということで、今回は精力回復や精力アップ、精力増強などに効果が期待できる成分を含む食べ物や食品を紹介してみます。
目次
精力アップや精力増強、精力回復に役立つ成分について
精力アップや精力増強すなわち勃起力の改善や回復の重要な要素は「ペニスへ多くの血液を流すこと」「テストステロンを増やすこと」の2つが超重要です。これが全てといっても過言ではありません。
精力アップや精力増強のためには、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量を高め、精子の精液の生成を活発化させることや性欲の増強が必要不可欠です。
そのためには、良質なたんぱく質をしっかり摂ることが前提であり、同時にビタミンやミネラルもバランスよく摂取するべきでしょう。具体的には「亜鉛」が効果的です。
また、男性ホルモンが活発に働き性欲をもたらしても、海綿体に流し込むための血液の流れに滞りがあってはいけません。
ですから、血管の拡張効果や血液をサラサラにする効果のある栄養成分も非常に重要です。
その勃起するために必要な代表的な成分ですと、「アルギニン」「シトルリン」でしょう。
アルギニンとシトルリンは海綿体に血液を多く流すためのNO(一酸化窒素)を増やす働きがある大切な成分です。精力剤や増大サプリに使用されるのはそういった働きがあるからなんですね。
その他にも滋養強壮や疲労回復に効果のある栄養成分もしっかり摂取しておきたいところです。
たんぱく質以外で精力アップに役立つ成分ですと、アリシン、糖タンパク質、セレニウム、ビタミンE、そして含硫アミノ酸のタウリンなどがあります。
出来る限りこれらの精力アップの成分を意識しながら普段の食生活で摂取して、足りない栄養成分はサプリメントでの代用で補っていきましょう。
精力アップや精力増強、精力回復に役立つ食べ物や食品20選
では、ここからは精力アップや精力増強、精力回復に役に立つ食べ物を20個紹介したいと思います。
普段の食事から摂取しづらい食べ物も多いですがそういった栄養素はサプリメントなども上手く利用していきましょう。
牡蠣
「海のミルク」と呼ばれる牡蠣には、精力アップに必須の栄養素が多数含まれています。
その代表が精子や精液の生成、テストステロンの分泌増進に欠かせない亜鉛であり、含有量と体内への吸収率はすべての食べ物のなかでもトップクラスです。
また、血中コレステロール値を減少させ、血液をサラサラにする効果のあるタウリンも豊富です。
タウリンには疲労回復や肝機能のサポートなどの効果もあるので、精力アップには欠かせません。
ほかにもカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富です。
にんにく
にんにくには、男性ホルモンの分泌を活発にする作用があり、古来より精力増強や疲労回復の食べ物として愛されてきました。
実際、栄養成分を調べても、精力をアップさせるのに不可欠なものばかりです。
まず、精子の源である亜鉛の含有量が高く、ほかにもセレニン、アルギニン、カリウム、カルシウム、アホエンなどの精力アップ成分も含んでいます。
特に、テストステロンの分泌に必須のビタミンB群が豊富で、その体内への吸収率も抜群です。
山芋・オクラ(ネバネバ系)
山芋やオクラなどのネバネバ系の食品には、精力アップに有効な糖タンパク質という成分が含まれています。
糖タンパク質という粘性物質は、糖を含む糖たんぱく質の混合物のことであり、細胞を保護したり潤滑材としての役割を果たします。
また、糖タンパク質には、たんぱく質の吸収効率を促進する働きがあり、細胞の増殖機能や新陳代謝を活発にしてくれます。
つまり、山芋やオクラは強い体を作る元であり、勃起を阻害する疲れを解消し、精力アップにつながる効果があるわけです。
豚レバー
レバーといえば鉄分が豊富な食べ物というイメージがありますが、豚レバーも例外ではなく、たくさんの鉄分を含んでおり、血液を生成し、機能を助ける働きがあります。
また、特に豚レバーに言えるのが、精力アップに必要な栄養素を多量に含んでいることです。
性のミネラルと言われる亜鉛をはじめ、ビタミンAやビタミンB群、たんぱく質やアミノ酸などは、どのレバーよりも多く含んでおり、精力の回復や増強、滋養強壮に高い効果を発揮します。
ニラ
ニラにはセレンという成分が多量に含まれています。
このセレンという成分は、性のミネラルである亜鉛と並ぶほどの栄養素で、もともと体内に存在し、精子を生成したり働きを活発にしたりするのに欠かせないものです。
セレンは加齢とともに体内で生成される量が減少していくので、ニラで効率よく補いましょう。
また、セレンのほかにもビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなど、精力回復や精力アップに欠かせないビタミン群を含んでいます。
納豆
コレステロール値の低下、高血圧の予防、便秘改善や脳の活性化など、健康食品として知られる納豆は精力アップの助けにもなる食べ物です。
納豆は、納豆だけに存在する酵素「ナットウキナーゼ」を含みますが、この酵素は血管内にできる血栓を溶かす作用があり、血液の流れをサラサラにする効果が期待できます。
また、脂質やエネルギーの代謝、細胞の再生にかかわるビタミンB2を、通常の大豆の6倍も含んでいるので、精力増強のサポートとして毎日食べたい食品です。
ごま
ごまには、精子や精液の生成に欠かせない亜鉛・アルギニン・セレンがバランスよく含まれています。
肉や魚を一切口にしない修行中の僧侶が滋養強壮に食べていたほどですから、精力アップにも大きな効果が期待できます。
また、ごまに含まれるビタミンB1は脳神経を活発にし、性的な刺激を伝達する助けとなりますし、ほかにもリノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸によって血流を改善する働きもあります。
ペニスの血流も改善されるので、勃起力の回復に効果が期待できる食べ物です。
生姜
かつては薬として重宝されていた生姜には、殺菌作用や血行促進作用があります。
この作用はジンゲロールという成分によるもので、ジンゲロールが体内に摂取されると、体全体の血流が活発になり、血液循環が改善されます。
つまり、血行不良で勃起力に衰えが見られたペニスにもしっかり血液が流れ込み、勃起力がアップするのです。
また、ジンゲロールには血圧を下げる効果もあるので、高血圧の人には精力アップと健康のダブル効果が期待できます。
すっぽん
昔から精のつく食材として知られるすっぽんは、非常に高い栄養価を持っています。
たんぱく質や脂質は少なくあっさりしていますが、ビタミンA、ビタミンB1を豊富に含んでいます。
また、疲労回復効果のあるグルタミン酸、睡眠改善効果のあるグリシン、肝機能を向上させるメチオニンといったアミノ酸も豊富です。
そのほか、亜鉛、鉄分、カルシウム、カリウムなど精力アップに必須のミネラルも豊富で、すっぽん料理を食べてすぐ勃起する人がいるほどの即効性があるという男性もいるほどです。
アボカド
「森のバター」と呼ばれるアボカドには、ビタミンEが多く含まれています。
1個半で成人男性のビタミンEが1日に必要な摂取推奨量10mgを補えるほどです。
ビタミンEは、血行を改善し、男性ホルモンの分泌を促進する効果があり、生殖機能や精力アップにも役立つ成分です。
また、精子の材料になったり精子の質と量を高める、亜鉛、アルギニン、カリウム、セレンなども豊富に含まれており、一部では食べる精力剤と呼ばれるほど精力アップに効果を発揮します。
あさり
高たんぱくで低脂肪なあさりには、鉄分が多く含まれています。
それだけでも精子の生成をサポートして精力アップに役立ちますが、そのほか、ビタミンB2、ビタミンB12、マグネシウム、タウリンなどのビタミンやミネラルが豊富です。
特に、貧血予防や神経機能の正常化に役立つビタミンB12は、貝類のなかではトップクラスの含有量です。
また、肝機能を高めるタウリンも豊富ですから、アルコールの影響で勃起力が減退している人にも効果が期待できるでしょう。
青魚
イワシ、アジ、サバなどの青魚には、DHAとEPAという必須脂肪酸が多量に含まれています。
これらは、人間にとって必須でありながら体内では生成されないため、青魚から摂取する必要があります。
DHAとEPAを合わせて1日1g以上摂取することが望ましいとされていますが、それは、これらの脂肪酸には血液をサラサラにする効果があるので、動脈硬化や心筋梗塞などの予防につながるからです。
つまり、海綿体に流れ込む血流も増加させるため、勃起力アップの効果が期待できます。
卵
卵はすべての食べ物のなかでも完璧に近い栄養バランスを持つ食品です。
各種ビタミン、鉄、カルシウム、リンなどが豊富で、たんぱく質は卵2個で成人の1日の必要量の3割以上を補えます。
精力アップの栄養素では亜鉛、セレン、アルギニンも豊富ですから、卵を食べるだけで精子の量が増え、働きも活発になると言われています。
なお、コレステロールが高いため1日1~2個程度にすべきとかつては考えられていましたが、今では4~5個食べても生活習慣病との因果関係はないことがわかっています。
スイカ、メロン
スイカとメロンには、自然の食べ物で多く含む食品はこの二つの中にしか存在しないと言われるほど、シトルリンというアミノ酸が含まれています。
シトルリンには血行を促進する効果があるので、摂取するとペニスに流れ込む血流がアップする働きが期待できます。
また、体内に摂り込まれるとアルギニンに変換される性質があるので、シトルリンは精力増強に直接作用する成分です。
シトルリン単体のサプリメントもあるほどですから、スイカとメロンには精力アップの高い作用があることは間違いありません。
アスパラ
アスパラには体内で生成されないアスパラギン酸が多量に含まれます。
アスパラギン酸には、興奮系の中枢神経に働きかけて勃起を促す作用も認められています。
アルコールを多量に摂取すると勃起しないことがありますが、これは中枢神経が麻痺してしまっているからです。
アスパラはその逆で、中枢神経に性的興奮を促す働きがあります。
また、アスパラギン酸には、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルと結合して体中を巡る働きがあるので、疲労回復にも効果的です。
アーモンド、くるみ
アーモンドはナッツ類のなかで最もビタミンEを含みます。
ビタミンEはテストステロンを分泌する脳下垂体に働きかけるので、精力アップには欠かせないビタミンです。
また、精子や精液の材料である亜鉛も豊富に含んでいるため、アーモンドを食べると一度に放出できる精子の量が増えるとも言われています。
結果的に性力増強だけではなく勃起力アップの効果も期待できます。
アーモンド以外ではくるみにも同じような働きがあることがわかっており、くるみが持つ脂肪酸によって、精子の成長が促されることが知られています。
キウイ
キウイはビタミンB、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含んでいます。
ビタミンBはストレスを発散させる効果があり、ストレスが原因の勃起不全を解消するのに役立ちます。
ビタミンCは血管を柔らかくして血行を改善する効果があります。
ペニスに流れ込む血流がアップするので、勃起力の強化に役立つでしょう。
また、ビタミンEは、コレストロール値を下げて血液をサラサラにする働きがあるので、こちらも勃起力を強化するのに役立つビタミンです。
ココア
ココアが精力アップに役立つと言われる理由は、たんぱく質や亜鉛などのミネラルが豊富に含まれるからです。
たんぱく質も亜鉛も精子の生成と活動に大きくかかわる栄養素であり、精子の数を増やして質を高めます。
また、チョコレートにも同じ効果がありますが、ココアを飲むと体が興奮状態になります。
そのため、性欲が刺激されてふだんより旺盛な精力を発揮できるわけです。ただし、大量に摂取すると気分が悪くなるので、少しずつ飲むようにしましょう。
玉ねぎ
玉ねぎを食べると勃起力が高まると言われます。
これは、玉ねぎが持つ硫化アリルという含硫アミノ酸の一種が、テストステロンの合成を促進するからです。
マウスによる実験でも実証されており、玉ねぎのエキスを与えたマウスは血中のテストステロンが2倍の量になったという結果があります。
また、玉ねぎには、血管を拡張し、血流を改善する働きもあるので、精力アップを考えるならぜひとも積極的に食べたい食品の一つです。
カカオ
ココアの原料としても知られるのがカカオです。
カカオにはたんぱく質や亜鉛、ビタミンなど、精力アップに大切な栄養素が豊富に含まれます。
精子はたんぱく質そのものと言ってもよいですから、精力アップにつながりますし、血液をサラサラにする効果のあるビタミン群は、ペニスに流れ込む血流をアップさせる働きが期待できます。
そして、精子の材料と言ってもよい亜鉛を豊富に含むのもカカオの特徴です。亜鉛は性のミネラルと呼ばれるほどで、しっかり摂れば精力アップに絶大な効果が期待できます。
まとめ~普段の食生活から摂れない栄養素はサプリメントを利用する
精力アップや精力増強に役立つ食べ物を見てきましたが、一つ注意しておかなければならないのが、食べ物で精力アップの効果を感じられるまでには時間がかかるということです。
体の内部から徐々に働きかけるわけですから、摂取した栄養素が効果的に男性機能に作用するまでにはかなりの期間を要します。
ですから、これらの食べ物を一度に大量に食べたところで、その日のうちに精力がみなぎって勃起力が高まるという即効性など期待できません。
食生活だけから紹介したような勃起力アップや精力増強に効果的な成分を摂取するのは現実問題としては簡単ではありません。
まずは基本的には1日3回の食事で、バランスよく栄養の偏りが出ないように食事に気を付けることが大切です。
そして足りない栄養素はサプリメントを上手に使って補給していきましょう。
特にペニスへ血液を流すために必要なNO(一酸化窒素)の生成に関わる「アルギニン」「シトルリン」、また男性ホルモンであるテストステロンを増やし、精子や精液の生成に関わる「亜鉛」は積極的に摂取していきましょう。
また、これらの成分は単体で摂取しても効果を発揮しない為、併せて摂取することが有効です。
以下に「アルギニン」「シトルリン」「亜鉛」を高配合して同時に摂取できるおすすめのサプリメントを紹介しているので参考にしてみてください。
この記事を書いた人
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