亜鉛 過剰摂取

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亜鉛は体内では作られない成分で、なおかつ体内への吸収率も低いために食品からであればよほどのことでない限り過剰摂取による副作用の可能性は低い成分です。

とはいえ、だからこそサプリメントで亜鉛を摂取する人が非常に多いために過剰摂取による副作用の可能性を否定することもできません。

亜鉛の副作用とはどんな症状なのか?そして、亜鉛の摂取量の目安や1日の上限量などをみていきましょう。

亜鉛の摂取量の目安

亜鉛 摂取量

亜鉛はテストステロンを増やしたり、精子の生成に関わる有効な成分ですが、過剰摂取はやはり問題があります。

亜鉛の摂取量の目安は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によれば成人男性で1日12mgです。

1日12mgと聞くとさほど難しくはないと感じるかもしれませんが、実際には亜鉛が足りている人はそんなに多くはありません。

 

亜鉛を多く含んでいる食材を毎日のように食べているならともかく、普通に食事をしていればどうしても亜鉛は不足する成分なのです。

亜鉛は体内であまり吸収されないので、亜鉛を多く含んでいる食材を食べていてもなかなか目標までは届きません。

そのため、よほど意識して摂取していない限り、亜鉛の摂取量の目安には届いていないと考えてよいでしょう。

そのためには亜鉛を含むサプリメントなどを上手に利用して摂取していくのが好ましいと考えられます。

参照サイト:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」

亜鉛を過剰摂取した場合の副作用

亜鉛 副作用

亜鉛は毒性はさほど強いものではないので、食事だけで過剰摂取しても重たい症状はほとんど現れません。

しかし、サプリメントではお手軽に亜鉛が補給できるので、ついつい飲み過ぎて過剰摂取に陥るケースはあります。

 

亜鉛の過剰摂取による急性亜鉛中毒はサプリメントを使う場合に起こりやすく、症状としてはまず発熱や頭痛が挙げられます。

さらに嘔吐、倦怠感、めまい、胃痛といった症状、酷い場合には腎臓障害や貧血、白血球の減少など深刻な症状が表れるケースもあるのです。

 

亜鉛の過剰摂取が続けば続くほどに酷い症状が起きやすいので、サプリメントで亜鉛を摂取するなら必ず量には注意しないといけません。

もっとも、普段の食事でどのくらい亜鉛を摂取できているかなど普通は分からないので、ついついサプリメントの方を多く飲むというケースが多いでしょう。

よく口にする食材は亜鉛がどれくらい含まれているかをあらかじめ調べておき、サプリメントは足りない分の補助をするという感じで使うのが基本です。

亜鉛を大量に摂取した場合の副作用の中には深刻な症状もあるので、何かおかしいと感じたらすぐにサプリメントの使用を中止し、念のために病院で診察を受けた方が安心です。

亜鉛の過剰摂取はハゲるって本当なの!?亜鉛と育毛の関係

亜鉛 ハゲ

育毛のためには新陳代謝が欠かせませんが、髪の毛の新陳代謝のために必要な成分の1つが亜鉛です。

亜鉛不足により抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなるなどの悪影響が出るので、髪の毛に不安を感じている人はなるべく亜鉛を摂取したいところです。

このように亜鉛は髪の毛の成長に大きく関わっているものの、過剰摂取は逆効果になる場合があります。

 

亜鉛の過剰摂取によりテストステロンが増えますが、テストステロンがジヒドロテストステロンに変わりやすい人の場合はその影響で脱毛が進行するのです。

また、ジヒドロテストステロンが作られにくい人であっても、亜鉛の過剰摂取は銅欠乏症に繋がります。

亜鉛が多いと銅の吸収が少なくなるので銅欠乏症が起き、これが原因で薄毛に繋がってしまうのです。

銅は髪の毛を健康な状態に保つ働きがあるので、銅欠乏症の状態が続けば抜け毛が増えます。

 

亜鉛は髪の毛を健康にする上では欠かせませんが、適度に摂取するのが何より重要です。

亜鉛の摂取上限の量

亜鉛 摂取量 上限

亜鉛の摂取量の目安が定められているように、亜鉛の摂取上限の目安もあり、成人男性なら1日に40mgから45mgです。

成人男性の1日の亜鉛の摂取量の目安が12mgなので、摂取上限はおよそ3倍から4倍近くとかなりの数値です。

日本人の多くは亜鉛の摂取量の目安である12mgにも達していないような状態なので、普通に食事をしていれば上限に達することはまずあり得ません。

 

亜鉛が豊富に含まれている食材は牡蠣ですが、大きい牡蠣を15個以上も食べてようやく上限に達するか達しないかといったレベルなので、食事で亜鉛を多く摂取するなら気にする必要はありません。

サプリメントで亜鉛を摂取する場合も基本的に用法を守って飲む分には上限量に達する心配はあまりないでしょう。

ただし、用法を守らずに過剰に摂取した場合などは副作用を起こす可能性はあります。

亜鉛は副作用が少ないミネラル。通常の容量なら安全

亜鉛 安全

亜鉛は過剰摂取すると体の様々なところに悪影響が出るものの、基本的に摂取する分には安全かつ必須なミネラルです。

亜鉛に限らずミネラルの過剰摂取は危険なのですが、その中でも亜鉛は副作用が少なく安全性の面で優れています。

 

亜鉛の1日の摂取上限は男性の場合で40mgから45mgですが、そこまで摂取するためにはサプリメントを用法を守らずに過剰摂取するくらいのことをしない限り超えることはないでしょう。

通常の容量なら間違いなく安全なので、亜鉛を多く摂取するために牡蠣やビーフジャーキーなどを多めに食べるくらいなら何の問題もありません。

サプリメントの形で亜鉛を補充する場合も、しっかりと確認してから飲めば摂取上限を超えることなどほとんどないのです。

 

ですので過剰摂取での副作用を恐れるよりも、亜鉛不足での健康上の悪影響の方がリスクは高いのです。

サプリメントを使って積極的に亜鉛を摂取していきましょう。

亜鉛の働きや効果

亜鉛 効果

亜鉛は体内では作られない成分ですので、食事やサプリメントから摂取する必要があるミネラルです。

新陳代謝、免疫反応などの体の働きをサポートするのが亜鉛の主な効果であり、男性ホルモンのテストステロンの生成にも大きく関わっています。

さらに、亜鉛は精子の生成や質の方にも影響するので、亜鉛が不足することでEDの症状が出るケースもあるのです。

 

それだけでも男性にとって非常に重要な成分ですが、それ他にも味覚細胞の形成、薄毛の改善などの効果もあります。

亜鉛が不足すると味覚異常が起こるので、結果的に食生活がおかしくなり体に悪影響を及ぼしてしまいます。

男性はAGAによる薄毛に悩んでいる人も珍しくはありませんが、亜鉛が不足すると抜け毛が進行するので、症状が出ていないけれども不安に感じている人は積極的に亜鉛を摂取してください。

また、亜鉛は全身の酵素を活性化する働きもあり、抗酸化酵素の材料としても使われるので、老化防止の観点でも非常に有用な成分なのです。

亜鉛を効果的に摂取する方法

精液を増やす 亜鉛

亜鉛を効果的に摂取するなら、まずは亜鉛を豊富に含んでいる食材を意識するのが重要です。

亜鉛が多い食材の代表格が牡蠣なので、カキフライなど牡蠣を使った料理を多く食べるだけでも効果が期待できます。

 

ただ、牡蠣は癖が強く好き嫌いが分かれる食材なので、苦手な人は卵を積極的に食べるのがよいでしょう。

卵にはおよそ4.2gの亜鉛が含まれているので、卵を1日に3個ほど食べるだけでも数字上だけでも摂取量の目安に届きます(実際には体内への吸収率が高くないので足りませんが)。

また、卵は良質なたんぱく質を多く含み、テストステロンの増加の面でも期待ができるので、男性にとっては嬉しい食材ですね。

大豆にも亜鉛は多く含まれており、健康食材として有名な納豆も亜鉛を効率的に摂取する上で役立ちます。

亜鉛は動物性タンパクとの組み合わせることで吸収率が高まるので、肉類と合わせるのも有効です。

 

その他にも亜鉛はクエン酸やビタミンCとの相性がよく、亜鉛の吸収率を高める効果があります。

梅干しやレモンなどクエン酸やビタミンCを含む食品と一緒に摂取することも効率よく亜鉛を摂取できます。

 

食べ物からの亜鉛の摂取が難しい場合、亜鉛のサプリメントを使えば簡単に亜鉛を摂取することも可能です。

ただ、サプリメントを使う場合は亜鉛の過剰摂取にならないように注意しないといけません。

まとめ~用法さえ守れば副作用よりもメリットの方がはるかに大きい

亜鉛 効果

亜鉛が男性に及ぼす嬉しい効果は多くあります。

性欲向上や精子の生成に関わる男性ホルモンのテストステロンは、20代をピークにそれ以降は減少していきますので、意識的に増やすための行動が欠かせません。

亜鉛はテストステロンを増やす効果があるという一点だけでも有用なのですが、それ以外にも様々な健康効果が期待できます。

 

薄毛予防や精子の生成、抗酸化作用(アンチエイジング)などの効果も期待できます。

過剰摂取によるリスクは亜鉛にもあるものの、食事から摂取する分には摂取量の上限を超える心配もまずありませんので特に気にする必要はないでしょう。

牡蠣や卵など、亜鉛が多く含まれている食材はスタミナがつくものが多いので、食卓に取り入れたいものですね。

 

また、亜鉛は体内への吸収率が20~40%と低く、亜鉛不足に陥りがちですので、効率よくサプリメントで補助をすることが重要です。

用法さえ守れば副作用よりも亜鉛による効果のメリットの方がはるかに大きいですので、積極的に摂取していきましょう。