
アスパラギン酸の主な4つの効果について解説していきます。
目次
アスパラギン酸の主な4つの効果
疲労回復効果

アスパラギン酸は乳酸を分解するクエン酸回路を活性化し、疲労を解消する効果があります。
クエン酸回路とは炭水化物をエネルギーに変換するサイクルの事で、この働きが低下すると筋肉内に乳酸が増加して疲労蓄積になってしまいます。
また乳酸が大量に溜まってしまうと冷え症や頭痛も発症しますから要注意です。
このクエン酸回路はカリウムやマグネシウムなどのミネラルが不可欠で、アスパラギン酸がカリウムやマグネシウムを各細胞に送り届ける作用があるために、エネルギー代謝が効率化するという訳です。
体調を整える効果

アスパラギン酸は細胞内外の体液バランスを整える効果があります。
一般的に人体は70%前後が水分で、細胞内液と細胞外液の水分比率が2対1のバランスを保っているとされます。
このバランスが乱れると体調が悪化して、ストレスや疲労の蓄積が生じるのです。
また病気になると細胞内ではビタミン・ミネラルの消費が進み、それによっても体液のバランスが崩れて体調不良になりますが、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムを積極的に送り届けてくれて体調を整える様に働きます。
アンモニアを解毒する作用

アスパラギン酸は尿合成・排尿作用を同時に促進する働きがあり、これで有害なアンモニアを定期的に放出させています。
ちなみにアンモニアはタンパク質を分解・吸収する際に発生する成分で、過剰に蓄積されると神経作用が妨害されて、運動機能を始めとした身体機能への障害が起こります。
それからアンモニアはエネルギー工場とも言われている細胞内のミトコンドリアを劣化させます。
つまりエネルギー代謝も悪くなるのです。この様な事態を回避させるためにアスパラギン酸は有効に働きます。
スキンケア効果

アスパラギン酸には細胞内外の水分バランスを整える働きがあり、いわゆる肌表皮の角質部分の保水効果に貢献しています。
また肌の新陳代謝を促進しますが、この際の細胞分裂で、細胞の構成成分であるミネラルを補給する効果にも優れているのです。
これによって肌は元気な細胞をもって生まれ変わる事ができます。美肌の決め手は潤いのある地肌で、しかもキメの細かな細胞がしっかりと揃っている事です。
そのどちらにもアスパラギン酸は有効で、スキンケア効果として適した成分です。
その他の効果

その他のアスパラギン酸の効果ですが、よくアスパラギン酸を配合したスタミナドリンクを愛用しているアスリートの方は多く、体内の乳酸を効率よくエネルギー代謝・窒素代謝をさせています。
これで筋力アップを始めとするスタミナアップの効果が得られます。
また免疫効果を高める働きがあるために、日頃ストレスで悩んでいる方へも効果的です。
また精力低下で悩んでいる方にも精力アップの効果をもたらしてくれますし、生活習慣病の予防にも有効でしょう。
アスパラギン酸と精力アップの関係性

アスパラギン酸の主な効力には、体内に溜まった乳酸を効率よくエネルギーに代謝させる事があります。
これによって新陳代謝が促進され、疲労回復と共に精力アップの効果があるとされています。
精力低下は性欲の減退も大きな原因となっていて、ストレスの蓄積や慢性疲労で性欲が落ちてしまいます。
またアスパラギン酸はカリウム・マグネシウム・亜鉛といったミネラルを細胞へ運んでいく働きがあり、性ミネラルといわれる亜鉛もちゃんと精巣へ送り届けてくれて、精子・精液の生成を支えて勃起力を高めます。
さらにアスパラギン酸は性的刺激を伝達する中枢神経への働きかけをして、勃起を促す効果もあるのです。これらの効果で精力アップが期待できます。
アスパラギン酸とは

アスパラギン酸とは体内生成ができるアミノ酸です。昆布やチーズなどに多く含まれている旨味成分で、主に酸味を出す成分となります。
日本ではむかしから醤油や味噌などの発酵調味料の旨味として親しまれてきました。このアスパラギン酸には、尿の合成・排出を促進させる作用があり、アンモニアの解毒効果を発揮します。
またミネラル分を各細胞へと運ぶ重要な役割を持っていて、細胞に溜まってしまった疲労物質・乳酸を分解してエネルギーに変えてしまう働きもあって、まさに生命活動を支える大切な成分なのです。
ただし水に溶け難い性質で、摂取する際はナトリウム反応をさせたアスパラギン酸ナトリウムとして吸収すると効率的です。ですから食事よりもサプリでの摂取が便利でしょう。
アスパラギン酸の副作用と注意点

アスパラギン酸の一般的な摂取量は、1回0.3~0.9gを1日3回に分けて服用すると効果的だと言われています。
これはサプリメントでの服用例です。そこで過剰摂取をしますと、副作用として胃腸障害や食欲不振、耳鳴りに不快感などを生じる事もあります。
また利尿に異常が起こって高カリウム血症を発症して、心臓に負担がかかる事も報告されています。ただし、基本的に適正な服用をすれば特に副作用の心配はありません。
ただし、腎機能障害やひどいやけど・外傷のある方、あるいは急性脱水症状や高カリウム血症の方は服用を控えるべきでしょう。
併用禁忌の薬は、重い腎機能障害やアジソン病・副腎機能障害、高カリウム血症の治療薬です。
アスパラギン酸を多く含む食品

アスパラギン酸を多く含む食品としては、分離大豆たんぱくが最も含有量に優れています。ちなみに100g中に10gも含まれていて、これで1日の適正摂取量がカバーできます。
またカツオ節も多く、100g中に7g、干した湯葉と高野豆腐が6g、そして豚のゼラチンには5g程のアスパラギン酸が含まれています。
他の食品として、青ピーマンや卵白、干し大根なども』豊富にアスパラギン酸を含んでいます。
ただしこうしてみますと、アスパラガスにはそれ程多くのアスパラギン酸が含まれていない事が分ります。また普段から枝豆やカツオ節などの食品を食べる習慣のない方はサプリメントで補給すると良いでしょう。
アスパラギン酸をおすすめする方

アスパラギン酸は疲労回復やストレス緩和の効果がありますから、日頃疲れが溜まっている方にはおすすめです。
また疲労物質である乳酸を効率よくエネルギーに変換する事から、マラソンランナーなどのアスリートにも効果的でしょう。
その他デトックス効果から健康がすぐれない方や美容・美肌に気を付けている方、肝臓機能の優れない方にもおすすめですし、精力アップの効果があるので性行為にパワー不足を感じている方にも摂取してもらいたい成分です。
まとめ

アスパラギン酸は体調を整え、疲労やストレスを緩和させる効果に優れた成分です。
またセックスレス社会や草食系男子の急増を考えれば、都会生活で心身ともに疲弊している男性の方にも必要な成分だと言えます。
日常的に元気の優れない方々は基礎体力のアップのためにも積極的に摂取する様におすすめします。
摂取方法には食品からがベストですが、食生活の偏った方々には、むしろサプリメントからの方がお手軽で適切な摂取が出来るでしょう。
習慣的に服用する事で、健康管理としても有効です。
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