段々と年齢を重ねると勃起力の低下や中折れを始めとする勃起の持続力の低下で悩む男性は少なくありません。
僕も30代の半ばを境に段々とペニスの硬さや勃起の持続力がなくなってきて悩んだこともありました。
勃起の持続力が低下する原因は大きく分けると「精神的な問題」と「機能的な問題」の2つがあります。
精神的な問題の場合は、簡単には解決しませんが機能的な問題であれば原因を知り、対策をとることである程度は防止することが可能です。
勃起の持続力をアップするためには「勃起そのものの力」をつける事と、「性的興奮を維持する」ことが必要になります。
そのためには勃起力に必要なNO(一酸化窒素)の発生と男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促進させることが近道です。
目次
勃起の持続力を高める16の方法
筋トレ(特にスクワット)
筋肉量アップと血流アップには筋トレを習慣化する事が有効です。
筋トレの中でも特にスクワットはペニス周りの筋肉を鍛えられるので直接的な勃起力の向上の効果があります。
この筋トレ習慣こそが勃起力を高め、持久力のあるセックスが可能になるのです。
基本的に筋肉たっぷりのスポーツマンやボディビルダーは精力が強いイメージがありますよね。
実際にそのイメージは間違っていなくて、筋肉量が増す事で男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が格段にアップします。
この男性ホルモンの活性化で性的刺激の感度がアップし、すぐに勃起状態まで持っていくメリットがあるのです。
十分なテストステロンの量がキープされれば、勃起持続力も高まります。
また同時に男性ホルモンは精子の生成に大きく関係していて、分泌量のアップはそのまま精子量のアップにつながります。
また睾丸にたっぷりの精子が溜まった状態であれば勃起持久時間が長くなり、中折れなどの心配も回避されるのです。
ですから、勃起力を長く維持させてい男性は筋トレを定期的に行って、体の筋肉量をアップする様に努力すると良いでしょう。
有酸素運動
筋トレほどではないですが、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動も精力アップのためには有効な習慣です。
全身の筋力アップによる男性ホルモンであるテストステロンの向上といった面のみならず、ダイエット効果、ストレス解消など間接的に勃起力アップや精力増強に効果的です。
年齢や環境に関わらず筋トレよりも誰でも簡単に気軽に出来るので、実践しやすいのも魅力ですね。
金冷法
勃起力をアップさせる手段として、昔から行われているチントレがあります。
それはお風呂に入った時に、勃起した状態のペニスに熱いお湯と冷水を交互に掛ける「金冷法」というトレーニングです。
この金冷法はペニスの血行を良くすると言われていて、早漏の方には効果が高いと言われるチントレです。
毎日欠かさずに行えば、目に見えて勃起の持久力がアップしてきます。
また最近では、以下に紹介しているPC筋トレというチントレも注目されています。
PC筋トレの方法はおしっこをしている時にわざと放尿をストップさせる要領で肛門をキュッとしめる動作と緩ませる動作を繰り返すチントレです。
とても簡単ですが効果はしっかりとしていて、勃起力が確実にアップします。
PC筋トレ
勃起力改善や勃起維持向上、早漏改善に射精力向上、快感向上や持続力アップに効果がある筋トレがあります。
それはPC筋トレと言って、特別な道具もキツイ練習も要らない、極簡単なトレーニング方法なのです。
PC筋の位置は肛門と玉袋を繋ぐライン上にあります。
肛門をキュッと締めた時にピクリと動く部分がPC筋です。
PC筋トレはこの肛門をキュッとしめる動作と緩める動作を繰り返すトレーニングです。
おしっこをしている時に途中で止める要領でやるといった方がわかりやすいかもしれませんね。
徐々に止めている時間を長めにする様に努力すると勃起持久力と射精タイミングのコントロール力が高まります。
ストレス解消
ストレスを抱え込んだまま日常生活を送っている男性は非常にたくさんいます。
そのストレスが原因でED(勃起障害)を起こしたり、性欲減退を招いている男性が非常に多いのです。
ストレスを蓄積すると血流の悪化や、テストステロンが低下してしまいますので結果的に勃起力の低下につながります。
そこで上手にストレスを発散する工夫をしましょう。
もっとも効果的な手段は適度なレベルの運動を習慣化することです。
運動をすることはストレス解消の他にも、筋力アップにもなりますのでテストステロンの分泌を促進する効果もありますから一石二鳥です。
また気分が高揚する趣味や習い事などもストレス解消には有効でしょう。
その他にも日常で思いっきり笑うだけでもかなりのストレスが発散されるものです。
ストレス解消の方法はいろいろとありますので、自分が習慣化できるものを見つけてください。
禁煙
喫煙によって血液中に活性酸素が増加すると悪玉コレステロールを増やしたり、血管自体をボロボロに劣化させます。
これは血流を悪化させるもっとも大きな原因で、喫煙者に性的パワーの低い方がよく見られる原因なのです。
そこで勃起力に自信のない方は、思い切って禁煙をする様におすすめします。
とはいってもなかなか急にタバコをやめるというのも無茶ですよね^^;
ですので、まずは1日のタバコの本数を減らすことから実践してみましょう。
実際にED患者と喫煙率を調べた研究結果で1日に吸うタバコの本数とED患者の割合は比例するというデータがあります。
ということは、タバコの本数を減らせばそれだけリスクが低下するということでもありますので、タバコの本数を減らすだけでも一定の効果は期待できます。
アルコールを控える
セックスの前に酔っぱらっていると、性的刺激に脳が反応できずに一時的なED(勃起不全)のような状態になります。
これは男性であれば多かれ少なかれ経験済みの事ではないでしょうか?
アルコールを摂取し過ぎると勃起しなくなる理屈としては、本来性的刺激を受けて脳からペニスへ勃起の伝達をする神経(中枢神経)が麻痺してしまうからです。
また、当日に限った話ではなく習慣的にもアルコールを過剰に摂取することで肝機能が低下しテストステロンの分泌が悪化します。
さらにアルコールを分解する際に亜鉛を多量に使ってしまうことで精子の形成にも関わってきます。
ですので、可能であれば習慣的に、最低でもセックス前はアルコールを控えるのが無難です。
食生活の改善
勃起力に自信のない男性は食習慣に問題があるかもしれません。
特に現代の若い男性は不規則な食習慣が原因であることが多いです。
勃起力や性欲は十分な血流と精子生成力が大きく関係しています。
つまり炭水化物まみれの食習慣では、精子をつくるためのタンパク質やミネラルが慢性的に不足していますし、化学添加物で血液はドロドロ、しかも血管は劣化していますから血流も悪いのです。
その為にトータルして不健康な状態が慢性化していますので、まともな性欲もわかないといったケースがよく見られます。
そこでまず食事の改善をしましょう。
炭水化物を半分以下に減らし、その分良質なタンパク質と脂質、それにビタミン・ミネラル類を摂る様にするのです。
バランスのいい食事を心掛けながら、その上で勃起の持続力向上に有効なアルギニンやシトルリン、または精力アップに効果的な亜鉛などが含まれる食品を積極的に摂りいれるようにしましょう。
質の高い睡眠
男性ホルモンであるテストステロンの分泌は、睡眠時の副交感神経が活発に働いている時に旺盛になります。
しかも質の良い睡眠が習慣化できていれば体の修復も寝ている間に十分なされますので、健康状態はとても良くなるのです。
反対に不規則で不足がちな睡眠を摂っていると、最終的には精力減退を招きます。
疲労やストレスが改善されず、十分なホルモン分泌もないので、当然精子量が減少し、勃起力も低下するのです。
特にゴールデンタイムと言われる22時~2時の間に男性ホルモンは分泌が多くなりますのでこの時間帯は必ず眠るようにしたいですね。
医師に相談(薬の副作用や病気が考えられる場合)
EDの種類の中には「薬剤性ED」という、普段から飲んでいる薬の副作用が原因で引き起こされるEDがあります。
元々、持病をお持ちで薬を常用的に服用している方で勃起力に問題がある場合は薬剤性のEDを疑ってみてもいいかもしれません。
この薬の副作用が原因の勃起不全は素人判断が非常に難しく、ほとんどの方は加齢や生活習慣のせいにしてしまって放置する傾向があるそうです。
心当たりのある方は1度専門の医師に相談してみることをおすすめします。
また、市販の精力剤や個人輸入でED治療薬であるバイアグラ・レビトラを利用している方なども、思わぬ副作用で性的障害が顕れる可能性もあります。
特に海外の精力剤やサプリメントには粗悪で危険な場合もあります。
その他には、抗うつ剤や育毛治療、抗生物質などの処方でも性機能にトラブルが生じる可能性があります。
一般的には一時的な副作用なのですが、時にEDへつながるケースもありますし、深刻な健康被害になる事もあります。
それで、もし体調や性機能に不調が見られれば、迷わずに専門医師に相談するべきでしょう。
性的な問題はとてもデリケートです。素人の考えで対処すると危険ですのでご注意ください。
オナニーのやり方の改善
オナニーはセックスを行う上では良い練習台になりますが、間違ったオナニー癖は逆に勃起力を低下させます。
まず、ペニスを強く握りしめて高速で行うオナニーは、刺激が強すぎる為に実際のセックスで興奮できなくなる危険があります。
あくまでもセックスで得られる性的刺激に合わせた形にオナニーの方法を改善しましょう。
それから1~2分といった短時間で射精をするオナニーも危険です。早漏や勃起力の維持低下の原因になり得ます。
オナニーは30分以上時間をかけてゆっくり行う方が良いでしょう。
また、オナニーの頻度が多すぎると、セックスの時に精子量が少なすぎて十分な勃起を維持できない心配もあります。
通常、精子は2~3日ほどで睾丸に満タンになります。
ですから、勃起の持続力を高めるためにはセックスの二日前からはオナニーをしない様にするなどの工夫もいいでしょう。
その他には、オナニーをする時のバーチャル刺激の内容があまりにも過激すぎると、実際のセックスでは興奮しなくなる事がよくあります。
もちろん性への趣味は人それぞれですが、あまりのめり込まない方が無難でしょう。
オナニーはセックスのトレーニングに最適ですが、常識を逸脱する形で行うのはデメリットになりますので要注意です。
オナ禁
精子量が不足すれば、それに比例して勃起力も低下してしまいます。
それが原因でセックスの最中に中折れをするケースがままあるのです。
そこでセックスをしっかりと全うするには、セックスする数日前からオナニーを行わない事が有効です。
つまり頻繁に精子を放出してしまうと、セックスのときに睾丸に十分な精子が溜まっていない可能性があるという事です。
この点は自分でコントロールできる部分ですので、セックスを行う2~3日前はオナ禁してみると良いでしょう。
ただし、逆に1週間以上のオナ禁は逆効果ですので注意が必要です。
人間の機能には使わない機能は劣化していくという自然の摂理があります。また、1週間以上射精をしないことでテストステロン値が低下することもわかっています。
適度なオナニーライフを心掛けましょう。
セックスを楽しむ
満足のいくセックスを行うには、まずは日頃から自信をもってセックスに臨むことが一番効果があります。
つまり実践の中で練習を積んでいく形です。
また互いの興奮状態を高めるためには、心の触れ合いを含めたセックスそのものを楽しむ事もポイントです。
じゃれ合う様に、互いを愛おしむ様にセックスを楽しめるならば、それが勃起力アップにダイレクトにつながるのです。
つまり、互いに心のままに愛し合う事でとても良いリラックス状態が生じますし、緊張したり過剰な意識をしたりする必要もなくなるので性欲に抑制が掛かり難くなるのです。
心に変な気負いがない状態では、脳内ドーパミンが大量に放出されて、余計な事をかんがえずにセックスに集中できるメリットが得られます。
パートナーとの関係性の改善
勃起力が低下する原因の一つに、性関係にあるパートナーとの関係悪化があります。
はっきり言えば、愛の無い状態でセックスを義務的に行っている様な場合に性的トラブルが生じやすいのです。
そこでセックスを心から楽しんで、満足のいく性生活を手に入れたいのであれば、まずはお互いの恋愛関係を作り合う事でしょう。
愛し合っている事を素直にパートナーと確認しあう事で、セックスへのプレッシャーが回避できます。
愛し合っているのだからセックスを楽しむのは当然だという心の余裕は互いの性欲を高めますし、もちろん精力も勃起力も維持しやすい状況を生み出します。
日本人の思考パターンとして、相手に愛情表現をする事が苦手ではありますが、性的になえてしまう状況であれば、そこから改善してみましょう。
精力剤や精力サプリ
勃起力アップに効果的な成分であるアルギニンやシトルリンなどを含む精力剤や精力サプリを飲むことも勃起の持続力を高める有効な方法です。
普段の食事から勃起力アップに必要な栄養素を摂るのは理想ではありますが、現実問題としてはなかなか難しい面があります。
1日に必要な摂取量を食事からのみで摂り続けるのはほぼ不可能ですし、毎日の食事を考えるだけでも非常に面倒です。
それに比べると精力剤や精力サプリはどれくらいの成分量を1日で摂ったかも明確ですし、飲むだけですので非常に簡単ですよね。
バイアグラなどの勃起薬に比べて即効性などはありませんが、その分副作用もなく安全に飲むことが出来ます。
早い人であれば数週間、通常は3ヵ月程度を目安に効果が出てくると言われます。
全ての精力剤や精力サプリが効果があるわけではないので、質の高いものを選ぶことが非常に重要なポイントです。
勃起を持続させるためには「アルギニン」「シトルリン」あとは「亜鉛」に注目してみてください。
実際に僕が40種類以上の精力サプリを試して効果があったものだけをまとめていますので参考にしてみてください。
勃起が持続しない大きな原因は2つある
勃起の持続力がないとか、射精まで勃起が持たない(中折れ)という男性は大きく2つの原因が考えられます。
1つは精神的な問題で、様々なストレスの蓄積が原因でみられる症状で「心因性ED」と呼ばれます。
仕事や人間関係で悩んでいる方はストレスが原因で勃起の持久力が低下していることはよくあります。
また夫婦など男女間の問題であれば性的マンネリや経験不足による緊張から来るED状態なども考えられます。
その他にも以前にセックスでの中折れなどの失敗が原因でトラウマとなりED状態になる場合もあります。
20代など若い男性に多く見られるのも特徴の1つです。
もう1つは身体の問題で起こる「器質性ED」と言われる症状ですが、勃起力の低下や勃起の持続力の低下で悩む男性の約7割~8割がこのケースに当てはまります。
また、中高年男性はほぼこちらの器質性EDだと言われています。
器質性の問題で最も多いのが加齢による男性ホルモンの低下による精力の減退です。
これは個人差が大きく一般的には40代以降と言われますが、20代や30代前半など早めに出る方は治療が必要なケースも考えられます。
他にも生活習慣の乱れなどによる血管の老化や血流の悪化も器質性EDの原因として考えられます。
勃起が持続しない具体的な10の原因
勃起力の低下や持続力の低下は大きく分けて「精神的な問題」と「体の問題」の2つであることは理解して頂けたかと思います。
ここではさらに具体的な勃起が持続しない、維持できない、勃起力が低下する原因について紹介していきます。
加齢によるテストステロンの低下
勃起に関しては男性ホルモンであるテストステロンが大きく関係しています。
また、男性ホルモンは加齢によって減少する傾向にあるために、高齢になるほど精力が落ちるのです。
具体的には性欲を感じると大量の男性ホルモンであるテストステロンが分泌され、脳に性的刺激を伝達します。
つまりテストステロンは勃起のスイッチにあたり、この伝達力であるテストステロンの分泌が弱いと十分な勃起力が得られません。
そして、男性ホルモンであるテストステロンは精子を生成する場合にも必要で、ホルモンの低下によって精子量が減少してしまうために勃起力が弱まることもあります。
そこで男性ホルモンであるテストステロンの低下を防止するには、日頃から定期的に運動をする習慣を身につける事と、精子の材料となる亜鉛やアルギニンなどの栄養をしっかり摂る事などが基本となります。
女性に性欲が湧いていない
男性は想像力を豊かにしてセックスを楽しみます。
ですから、自分が望むような性的刺激を感じる時が一番精力旺盛になるといえます。
反対に性欲が湧いてこない状況だと、勃起自体が起こらない事もよくあります。
例えば妻や彼女など同じ相手に対し、セックスのマンネリを感じてしまう場合などが当てはまります。
また、セックスの際の相手に対する心の状態もポイントです。
相手に愛情が湧かない場合もつまらないセックスと感じてしまいます。
パートナーとの恋愛感情は性欲をアップさせるスパイスである事を知っておきましょう。
膣内射精障害
射精障害のうちの77%が膣内射精障害だと言われています。
マスターベーションで射精ができるのに、いざ現実のセックスになると挿入して射精まで至らないケースがあります。
この症状は男性としては最も自信がなくなるケースで、これが元でEDになってしまう方もいるくらいです。
また、相手の女性にしても、自分に性的な魅力がないと心を傷付けてしまいます。
もちろん膣内で射精ができませんから、子どもを授かる事も難しくなります。
ただし、この膣内射精障害は特定の女性だけに起こる事が多く、それは意識過剰から生じている事が多々あります。
相手によっては極度に緊張してしまい、性的興奮が維持できない場合が当てはまるでしょう。
また、どんな女性でもダメな場合は、セックスそのものにストレス等を感じているかもしれません。
生活習慣の乱れからくる血流の悪さ
血流が悪いとペニスへ血液が十分に流れないため、フル勃起状態になりませんし、セックスの際には中折れの原因ともなります。
血流が悪化する原因として、まずタバコやアルコールによる活性酸素の増加があります。
血中の活性酸素が多いと悪玉コレステロールが増えてドロドロの状態になりやすく、血管自体も劣化が激しくなりますので、日頃からタバコを吸う人は要注意です。
また食生活も血流には関係しています。
最近はジャンクフードやコンビニ弁当、レトルトや冷凍食品など加工食品を主食にしている若者が増えています。
それらの食品には大量の糖や炭水化物が含まれていますし、化学添加物も酷いので血液はドロドロになってしまうのです。
そなると、精子生成も低下しますし、血管もボロボロになりますから、勃起力を低下させる事ばかりなのです。
そして不規則な睡眠や睡眠不足で男性ホルモンの分泌が低下します。
睡眠不足はストレスや疲労を溜めこみ、血流は悪化していく一方です。
この様に勃起力を弱める原因は日常の生活習慣に大きく関係しています。
不安や緊張、プレッシャーなど精神的なストレス
セックス時の過度の不安や緊張などのストレスからEDになる事があります。
プレッシャー・緊張感が強すぎて一時的なED(勃起不全)になることがあるのです。
特に最近の若い男性は人間関係に対する免疫が非常に弱いので、性的機能の低下を訴える男性がとても増えています。
また、初めは勃起していても、すぐに中折れをしてしまって、辛い経験をするケースもよくあります。
男性は精神面でセックスをしますので、メンタル面で障害があると全く勃起力が弱くなってしまいがちです。
基本はリラックスした状態で性的刺激を交換し合う所から始めるのがベスト、そして徐々に性的興奮状態へと突入するのがセオリーです。
ですから、心の状態を上手にコントロールする事が大事なのです。
間違ったマスターベーション
間違った方法でオナニーを繰り返すと中折れや遅漏・早漏の危険があります。
その前兆として射精の勢いが弱くなって、ドロドロと垂れるようになると黄色信号です。
問題のある間違ったオナニーの代表的なものとしては、強い刺激で一気に射精させるオナニーです。
強く握って高速に動かすオナニーになれてしまうと、セックスでは刺激が足りずに途中で中折れする原因となるのです。
基本は女性の膣から受ける刺激を越え過ぎない様にする事です。
それから半立ちのままで強制射精に持っていくものNGですし、3分ぐらいの短時間で終わらせるオナニーはやめるべきです。
実際のセックスとのかい離が大きいオナニー程、ED(勃起不全)になりやすくなります。
病気
ED(勃起不全)の原因として成人病がありますが、特に糖尿病や高血圧からくるED症状もかなり多い事で知られています。
日本人には高血圧症の方が多く、最近では若い世代の男性にもよく見られる症状です。
ちなみに高血圧症の方がED症状を生じる確率は30%以上に昇ると言われています。
これは高血圧症とEDには、血管の収縮という因果関係があるためです。
基本的に血流をアップするには血管の拡張が条件となります。
糖尿病も同様で、血糖値が高い事で血液がドロドロしてしまいます。
また悪玉コレステロール値が高まるために血管の劣化も見られることが多いです。
当然血流が悪化するので勃起力の低下になりやすいでしょう。
その他の病気全般に関しても、病気になる事で体力や免疫力が低下しますから、男性ホルモン分泌が落ちますし、精力そのものも当然低くなりますね。
疲労や日常的なストレス
現代はストレス社会で、どの男性も少なからずストレスを抱え込んでいると言えます。
ストレスの影響には血流の悪化と、それによる老廃物の停滞があります。
また、免疫力の低下で疲労の蓄積も生じます。この条件では一概に勃起力の低下がみられます。
深刻な場合はEDまで発展するでしょう。
その原因は精子生成に必要な栄養素が睾丸までしっかりと届かない事、そして男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下して、性的刺激を感じにくくなる事などがあります。
必然的に精力は減退し、倦怠感や疲労感の蓄積が性欲を損なう働きをして行くのです。
この様な悪条件では、とてもセックスを楽しもうという余裕がなくなってしまいます。
男性は精神面でセックスを楽しむ傾向があり、落ち込んだ状態では十分な勃起力が発揮できません。
薬の副作用
よく言われる事ですが、抗うつ剤の服用で性欲が減退する事があります。
抗うつ剤にはアドレナリン1受容体を遮断してしまう作用があり、これによって起立性低血圧や性機能障害が発生するというのです。
中でもSSRIを服薬しているケースでは、30%~50%が性欲減退に悩まされると言います。
それから育毛剤の成分、ミノキシジルとフィナステリドの副作用で一時的なED(勃起不全)を発症してしまうリスクもあります。
これらの症状の重さは極めて軽いモノから深刻なED症状まで様々ですが、副作用としてはかなり高い確率で生じる為に要注意とされています。
もちろん専門医の処方によって服用しますから、副作用が起こった時でも慌てずに対処してもらう事ができます。
コンドームが苦手
コンドームを付けてセックスをすると、ペニスが受ける性的刺激が弱まってしまう男性は少なくありません。
健全な精力を持っている方であれば問題になりませんが、神経質な方や性欲の弱い人の場合は、コンドームのせいで十分な勃起が発揮できないケースがあります。
かといって避妊の問題もあり、男性の都合を優先する訳にもいきません。
必要に応じてコンドームの使用を受け入れなければならない事もあるでしょう。
また気分的にコンドームの装着を嫌う方にも弊害が出る可能性はあります。
勃起してから萎えるまでの流れのメカニズム
勃起のメカニズムを知ることで、セックスの持久力や中折れ防止の方法を知る事ができます。
普段から精力が弱いとかEDの心配がある方も勃起をして射精をするまでの流れでどこに不具合があるのかを理解する事はとても助けになります。
では、勃起のメカニズムについて確認しておきましょう。
まず、勃起は性的刺激を受けるところから始まります。
その刺激が神経系を通して脳に伝わります。
この性的刺激の伝達は副交感神経優位のリラックス状態にあるとしっかり伝わります。
こうして脳に伝えられた刺激で脳内が性的興奮状態に変化し、勃起の命令が発せられます。
ですがこの段階で、ストレスが溜まっていたりアルコールで酔っぱらっていると交感神経が活発な状態になり、刺激の伝達が鈍る傾向があるので注意してください。
そして中枢神経にある勃起中枢が反応してNO(一酸化窒素)が発生し、血流がペニスの海綿体に集中します。
血管拡張にはサイクリックGMPの活性化も必要で、射精後には勃起を解除するためにPDE5という物質が働きます。
つまり、しっかりと勃起するためには、脳が性的興奮状態になる必要があり、行為の前段階はリラックスしている方が良いのです。
反対に緊張してしまうと初めの部分からつまずいてしまう事が分かります。
さらに一酸化窒素の分泌が促進され血流をペニスに多く流し込むほど硬くて太いペニスへと仕上がります。
こういったシステムを分析すると、更により良いセックスのヒントになります。
勃起の持続の平均時間はどれくらいなの?
勃起を持続させる平均時間は年齢で差があります。
例えば20代であれば1分30秒~2分程、30代になると少し短くなって1分~1分30秒、そして40代では30秒~50秒と言った感じです。
ただし、勃起の継続時間に関しては性的刺激を受け続ける事で延長されていきます。
そして射精をすると体内の5型ホスホジエステラーゼという酵素が働き、勃起を持続させるための成分であるサイクリックGMPを分解させます。
すると、自然とペニス内の血圧は下がりペニスは通常の大きさへと戻っていくことになります。
もし射精後に勃起状態が残る場合は5型ホスホジエステラーゼに問題があるのかもしれません。
また、ここがポイントですが、女性が期待するセックスの長さは平均して15分ぐらいとのデータがあります。
それだけ聞くとかなりの勃起持続時間との開きがありますが、実際のセックスでの射精までの時間は一説には7分前後で射精するのだそうです。
ですので、とりあえずはまず平均の7分前後のセックスでの勃起の持続力を目指すのを目標にするといいと思います。
まとめ~ポイントは「血流の改善」と「テストステロンの分泌」の2つ
いかがでしたか?
勃起の持続力が低下する原因と改善方法を紹介してきました。
勃起の持続力が低下するということはイコール「勃起力そのものが低下している」「性的興奮を維持できない」などが根本的な原因の1つです。
そのためには勃起力アップのための「血行促進、血流の改善」であったり、性欲を向上させるための「男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促す」ことが非常に効果的です。
加齢や生活習慣の乱れによる精力の減退の場合であれば、まずは食生活や運動など日頃の生活を見直すことから始めましょう。
その上で勃起力アップや精力増強を目指すために精力剤や精力サプリを並行していくとより効果的です。
勃起の持続力のアップさせることは一朝一夕には叶いませんから、1日でも早く実行に移すことが重要となります。
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