「一酸化窒素を増やす=血行促進・血管の若返り」ことですから、動脈硬化や高血圧などを始めとする成人病の予防など健康面を始めとするメリットが幅広くあります。
中でも男性にとって悩みの大きい下半身の問題(勃起力の低下、持続力の低下、精力減退など)にも大きな関わりがあります。
ですから、一酸化窒素を増やすことは人生において非常に大切な事といっても過言ではありません。
今回は誰でも今日から実践できるような効果的な方法だけを6つ紹介しています。
ご自身が無理なく継続できる方法から日常の生活の中に取り入れていきましょう。
目次
一酸化窒素を分泌させるために必要なこととは?仕組みを解説
一酸化窒素は血管を広げてその中を通る血液の流れを良くする作用を持つ物質です。
どこから分泌されるかというと、血管の内側の壁の組織で作られ分泌されています。
一酸化窒素が分泌されると血管の筋肉を弛緩させます。
これにより、血管の緊張が解け、ゆったりとした状態になることで血管が広がるしくみです。
一酸化窒素を分泌させるには血管の内側の壁を刺激してやることが必要です。
刺激の与え方についてですが、血流を増やすのが手っ取り早い方法といえるでしょう。
血流を増やせばそれだけ血管の内側に圧力が加わるようになるので、強力な刺激となります。
一酸化窒素を分泌させると血流がよくなり、血流がよくなると一酸化窒素が分泌されるというのはまるで鶏が先か、卵が先かのような話ですが、血流をよくする方法には様々なものがありますので、ジレンマに陥ることはありません。
また、血管の内側の壁の状態をよくすることでも一酸化窒素の分泌は促進されることもわかっています。
具体的に一酸化窒素を増やす6つの方法
テストステロンを増やす
テストステロンは男性ホルモンの一種ですが、一酸化窒素の生成機能を高める働きがあります。
そのため、テストステロンを増やすことで、一酸化窒素も増やすことができるのです。
テストステロンの増やし方についてですが、たとえば筋トレがあげられます。
負荷の強いトレーニングでたくましい筋肉をつくればテストステロン値はどんどん増えていきます。
ただし、過剰なトレーニングで体が疲れすぎてしまうと逆にテストステロン値が下がるので、注意してください。
それから質の高い睡眠をとることでもテストステロンは増やせます。
十分な睡眠時間を確保することはもちろん、ホルモン分泌のピークである22:00~2:00の間に眠ることも大切です。
栄養面からテストステロンを増やすために摂取した方がいいのはビタミンDです。
アメリカの研究ではビタミンDを摂取している男性の方がテストステロン値が高いことが判明しています。
また、ビタミンDは食品からの摂取以外でも日光を浴びることで生成できるので、日光浴を意識するといいかもしれませんね。
EPAを摂取する
EPAは脂肪やコレステロール改善効果が有名ですが、血管の細胞の炎症を抑える効果もあります。
血管の細胞の炎症が抑えられると血流がよくなりますし、そこから分泌される一酸化窒素の量も増えることになります。
動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの血管が塞がる病気のリスクも減ることが世界中の研究で明らかになっているので、30代以上の年齢の男性にはぴったりです。
EPA(エイコサペンタエン酸もしくはイコサペンタエン酸)はオメガ3脂肪酸の一種で、青魚に豊富に含まれています。
食の欧米化によって近年は魚を食べる機会が減っていますが、昔ながらの和食を思い出すことも一酸化窒素のためには必要です。
有酸素運動
有酸素運動は全身を動かす運動なので、全身の血行をよくして一酸化窒素を増やします。
日頃から運動をまったくしない人は肩こりなど体のこりを感じていることが多いですが、これは全身の血行が悪くなっている証です。
特に下半身の筋肉を使うことは一酸化窒素にとってとてもいいことです。
なぜなら下半身は筋肉量が多く、動かすと血流を大きく促すことができるからです。
また、有酸素運動によって筋肉が鍛えられればテストステロンの分泌も促されるので、一石二鳥の効果が得られます。
入浴による血行促進
お風呂に入ると体が温まり、全身の血流が促されるので、一酸化窒素の分泌も促されます。
ただし、お風呂の温度が熱すぎると血中の栄養が急速に消費され、ぐったりとした疲労感を招きます。
その際、血流のリズムも狂うので、お風呂の温度は少しぬるいくらいがちょうどいいのです。
個人差にもよりますが、39度~40度あたりがベストです。
サウナは普通の温度だと熱すぎるので、低温サウナを選ぶのがいいでしょう。
低温サウナとは何かというと、40度~60度程度の遠赤外線サウナなどを指します。
遠赤外線を使っているので、40度~60度程度の温度でも体の芯まで温まることができます。
遠赤外線サウナ以外では岩盤浴やミストタイプが低温サウナとしてあげられます。
特に若いうちはいいですが、高齢だと高温のお風呂やサウナは心臓に負担をかけます。
普段から血圧の高い人はなおさらなので、一酸化窒素のためだけでなく命のためにも高温は避けるようにしましょう。
シトルリンを摂取する
シトルリンの摂取を増やすと血流が促進されるので、一酸化窒素を増やすのに効果的です。
ペニス増大サプリを初めとして勃起力アップ系の精力サプリの主成分としてシトルリンが使用されているのもそのためですね。
シトルリンは基本的にウリ科の植物に含まれています。
たとえばスイカ、メロン、きゅうりといったものですが、旬の時は積極的に食べていくといいでしょう。
シトルリンが初めて発見されたのは日本のスイカの果汁からでした。
それだけにスイカのシトルリン含有量は豊富で100gあたり180mg程度の割合であります。
アルギニンを摂取する
アルギニンはシトルリンと同様に血流を促進し一酸化窒素を増やす働きがある成分です。
アルギニンは非常に幅広い食品に含まれているので、意識しなくてもある程度の量を摂取していることが多くあります。
特に多く含まれているのは魚介類、肉類、大豆類です。
魚介類の中ではかつお節やしらす干しがダントツのアルギニン含有量です。
ただし、肉類に含まれている飽和脂肪酸は一酸化窒素を分泌する血管の内側の壁を傷つけるので、摂りすぎないように気をつけなければなりません。
アルギニンやシトルリンをサプリメントで摂るメリット
一酸化窒素に分泌を促進させるための成分として「アルギニン」と「シトルリン」があります。
普段の食事から摂取するのが理想ではありますが、なかなか現実問題として普段の食事からのみの方法で1日に必要な摂取量を摂るのは難しいです。
そこで、便利なのがアルギニンやシトルリンを含む精力剤や精力サプリから摂取するという方法です。
アルギニンやシトルリンをサプリメントで摂る方法であれば、普段の食事を自由にできるメリットがあります(もちろんバランスよく食べるのは健康的に必要なことです)。
普段から食事の内容をアルギニンやシトルリンに合わせたものにするのは大変ですので、摂れない分はサプリメントで補うというのは賢い方法でしょう。
他にもサプリメントから摂取するメリットは、アルギニンやシトルリンの摂取量をmg単位で把握できるということがあります。
アルギニンやシトルリンに限らずですが、通常こういった成分は1日の摂取量目安や上限が決まっています。
当然それに応じた量を摂っていくことは必須な条件ではあるのですが、どうしても食品からの摂取の場合は含有量が把握しづらいという問題が生じます。
その点、精力サプリメントであれば1粒に何mgのアルギニンやシトルリンが含まれているのか明確にわかることが多く、粒ごとに含有量が変わることもありません。
あらゆる面から一酸化窒素に必要な成分をサプリメントから摂取することは理にかなっていますね。
まとめ~一酸化窒素を増やすことは健康面でもメリットが大きい
一酸化窒素を増やす方法には色々なものがありますので、アナタが出来るものから始めていってください。
1つだけでなく複数の方法を並行して実践していった方がより効果は上がりますが、継続しなくては意味がないので無理にやりたくないものまでやる必要はありません。
うまく自分に合った継続しやすい方法を見つけましょう。
一酸化窒素を増やす方法は単純に健康にも良い影響を与えるものが多いです。
実際に血流や血管の状態を良くすることは日々の健康と大きな関わりがあるので、実践してみる価値は非常に高いですね。
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