僕なんかは比較的、精液の量が多い方かなぁ~と思いますが、中には精液の量が少なく悩んでいる男性も少なくありません。
ですが、精液(精子)を増やすにはどうすればいいのでしょうか?
そのためにはまず精液(精子)を増やすための成分を知ることが必要ですよね。
ということで、今回は精液(射精量)を増やすためのドバドバ成分とその成分を含む食材を紹介します。
目次
そもそも精液とは?精液の構成を確認しておく
そもそも精液は何で出来ているのでしょうか?
まずは「精液の構成」を確認しておきましょう。
一言で精液と言っても、それを構成している成分にはいくつもの種類があります。
精液のうちの7割が精嚢分泌液と言います。
残りの3割弱が前立腺液で構成されていて、あとはカウパー腺液と精子が合わさって精液を構成しているのです。ですので、精液を増やす=精子やカウパーを増やすことに他なりません。
精嚢分泌液は基本的に精子の栄養源・エネルギー源で主に果糖の水溶液です。
そして前立腺液はクエン酸が主成分でアミノ酸や亜鉛と言った精子の活性化をサポートする事と、酸性である膣内に放出された精子をアルカリ性に保ち、無事に卵子までたどり着ける様に保護する役目があります。
それからカウパー腺液はネバネバの分泌液で、性器間の摩擦を軽減する役目を持っているのです。
この様な精液に保護されながら、精子は活発に受精へと働く事ができるのです。
精液量(精子も含む)を増やすための有効なドバドバ成分と食べ物
では、具体的に精液量(精子も含む)を増やすためのドバドバ有効成分とその成分を多く含む食材を紹介していきます。
精液量を増やすためには、精液を作るための成分を摂取することはもちろんですが、同時に性機能の老化を防止することも重要なポイントです。
精液量を増やす食材を積極的に摂ることは、精力アップや精力増強にもつながるのです。
「亜鉛」:代表的な食材は「牡蠣」
ミネラル成分のひとつである亜鉛は、精液を生成する場合に決して欠かす事ができません。
また男性が1回に射精する精子量を合成するためには亜鉛が7mg必要だと言われてもいます。
一般的な成人に必要な摂取量は15mgとされていて、性行為が盛んな若い男性の場合では1日20~30mgくらいの亜鉛を摂取したいところです。
ただし、亜鉛は摂取量によっては猛毒にもなります。
金属の単体としての亜鉛を2g以上摂取すると危険で、中毒症状を引き起こす恐れがあります。
亜鉛を効率よく摂取するには、牡蠣やウナギや牛肉、チーズ、豚レバー、卵黄、大豆製品に多く含まれています。
日頃食べる機会の多い食材ばかりですので、意識的に食べる様にしましょう。
「アルギニン」:代表的な食材は「鰹節」
アルギニンは精子の主要成分で、しかも体内で一酸化窒素を生成し、悪玉コレステロールや活性酸素などによって萎縮した血管を拡張する作用があります。
体中の毛細血管を拡張する事で結果として血流がアップしますから、勃起時に必要な血流を得られる様になるのです。
この効果はED治療薬のレトビアやシアリスと同様の作用で、強制的に勃起作用を促してくれますので、精力剤にはお馴染みの成分となっています。
またアルギニンには亜鉛と同じように精子増加の効果もありますし(実に精子や精液の8割はアルギニンが素材とも)、精子の活性化をさせる事もできます。
不妊で悩む夫婦にはおすすめですね。
アルギニンを多く含む食べものは、主にゴマや鰹節、鶏肉に大豆があります。毎日メニューに含めると精力キープに有効でしょう。
「良質なタンパク質(必須アミノ酸)」:代表的な食材は「卵」
精子はほぼタンパク質で合成されています。
つまり主成分はアルギニンと各種アミノ酸やミネラル少々です。
このマテリアルが亜鉛を触媒にして合成されるわけです。
現在の日本の食習慣はタンパク質が少なく、炭水化物が多すぎると言います。
また亜鉛やアルギニンも不足しているので、食習慣自体を見直す必要があります。
そこで必須アミノ酸を含むタンパク質を十分に食べるべきなのですが、肉や魚にはアクがあって、これはそのまま中性脂肪や悪玉コレステロールへと変質します。
ですからアクを摂りすぎると血流悪化や男性ホルモンの低下になってしまいます。
そこでアクの少ない良質なタンパク源として、卵や大豆からもタンパク質を摂る様に意識すると良いでしょう。
「糖タンパク質」:代表的な食材は「納豆」
精力アップに有効とされる糖タンパク質は、糖とタンパク質が結びついてできる合成物質で、これは粘膜や粘液に含まれている粘性の高いゲル状物質です。
つまりオクラや里芋にあるネバネバ成分の事で、特に健康には良いとされている成分でもあります。
この糖タンパク質の働きには、タンパク質を効率よく吸収させる作用があります。
この効果によって疲労回復や代謝のアップがなされます。
そして細胞分裂の促進にも働きますので、精子の増加も期待が持てるのです。
つまり、精力減退の男性は、積極的にネバネバ食材を食べる様にすると良いでしょう。
糖タンパク質を多く含んでいる食材を挙げますと、まず納豆や自然薯・長芋があります。
そしてレンコンやモロヘイヤやナメコもそうです。
「アリシン」:代表的な食材は「ニンニク」
アリシンはニンニクに多く含まれている精力増強成分です。
ニンニクの臭気はアリシンのせいで、日頃は食べるタイミングを考えて、しかも量を控えながら食べている事でしょう。
このアリシンにはビタミンB1の体内作用をアップさせて、同時に糖質の分解を促進する力があります。
すると血糖値が抑制されますし、血液がサラサラになって血流もアップするのです。
また血管自体を拡張させる効果もありますから、性的興奮でペニスがスムーズに勃起するベースが作られます。
それに効果疲労回復や筋肉増強にもなるメリットもあります。
アリシンを多く含む食材はニンニクの他に玉ねぎや長ネギがあります。
臭気が嫌な方は醤油漬けにしたニンニクなどを食べると良いでしょう。
「コエンザイムQ10」:代表的な食材は「いわし」
コエンザイムQ10は抗酸化作用に優れた成分でアンチエイジング・美肌成分として有名ですが、実は精力アップにも有効です。
その理由は、強力な抗酸化力で臓器類や血管を活性酸素による酸化から守る働きがあるからです。
そのおかげで血流は通常良い状態が保たれ、勃起力も十分に発揮される様になります。
また細胞の活性化・若返りで男性ホルモンの分泌量が増加して、精子の生成量がアップします。
この様な効果でEDに悩む方にも有効な成分だと言えるでしょう。
そこでコエンザイムQ10が多く含まれる食品としては、イワシやサバやサケなどの魚の光モノ、豚肉や牛肉やレバーに大豆、落花生にも含まれています。
また青菜野菜やキャノーラ油などにもあります。
「ビタミンC」:代表的な食材は「赤ピーマン」
ビタミンCは抗酸化作用に優れた成分で、コレステロールを抑制したり、活性酸素から血管の錆びを抑えてくれます。
血管が健康であれば精力自体もキープされると言われます。
またビタミンCには、セックスミネラルと言われる亜鉛の体内吸収をサポートする働きがあります。
一般的に亜鉛などのミネラルは単体では腸壁を通過し難い性質があって、このサポートをビタミンCがしてくれるのです。
それから、昔からビタミンCは健康の必須アイテムとしても愛用されてきた成分です。体全般を良好にするためにも欠かせません。
そこでビタミンCを効果的に取るには、アセロラや赤ピーマン、シイタケなどに多く含まれると言います。
もちろんレモンなどの柑橘類から摂るのも良いでしょう。
「リコピン」:代表的な食材は「トマト」
トマトのリコピンには高い抗酸化作用があります。
これは老化防止の成分としても有名です。
活性酸素を阻止し、紫外線から肌を守る働きがあります。
そして精力アップにも効果的です。老化防止効果は、そのまま男性ホルモンの分泌効果に直結します。
つまり、これが精力をキープする働きになるのです。
そもそもリコピンはポリフェノール系の成分で、他にもベータカロテンや茶カテキンなど、体を錆びから守る物質の仲間です。
こういった天然の成分であれば、無理なく継続する事ができるはずです。
リコピンを多く含む食事として、トマトの他にスイカや柿などがあります。
ただし、これらをほとんど食べない男性も多い事でしょう。その時はサプリからでも摂取してください。
食材からドバドバ成分を摂取できない場合はサプリメント(精力剤)から摂取するのも有効な方法
上記で紹介したような精液を増やすためのドバドバ成分を食事から摂取するのは理想ではありますが、現実的にこれらを毎日バランスよく摂取するのは非現実的ですよね。面倒ですしね^^;
ですので、現実的にはこれらのドバドバ成分を含むサプリメント(精力剤)で補助的に摂取することがいいでしょう。
とはいえ、1つの成分ごとにサプリメント(精力剤)を飲んでいたら複数の種類のサプリメント(精力剤)を飲むことになりますので、出来れば重要な成分や食事からとりづらい成分に限定してまとめてサプリメントから摂取するのがいいでしょう。
上記に挙げた中でも特に有効な精液を増やすためのドバドバ成分は「アルギニン」と「亜鉛」です。
アルギニンは実に精液の8割の原料とも言われるほど大事な成分で、勃起力アップや男性ホルモンを増やす上でも欠かせない成分です。
また、亜鉛はご存知の方も多いように男性の生殖機能に深いかかわりを持ち、アルギニンが精子や精液になるための合成させる働きもある重要成分です。
そして、どちらの成分も体内への吸収率が低いため、サプリメント(精力剤)から摂取するのも有効な方法です。
精液(1回あたりの射精量)の平均的な量とは?
1回の射精量については、これは個人差も状況差も大きいために一概には言う事ができません。
それは同一の人を例にとっても、その時の体調やホルモン環境などのコンディションによって射精量は変わりますし、また射精後からの経過時間によっても左右されるからです。
ただし平均値を言えば、一回の射精量は数ミリリットルといったところで、WHO(世界保健機構)が公表したデータでは、一回に発射される精液の平均値を2.0mlとしています。
そして生殖能力を目安にした射精量は、一回1.5ml以上であれば問題が無いとも指摘しています。
この量はティースプーン半分ぐらいをイメージすると良いでしょう。
もちろんそれ以上あれば精子の生成量自体も正常だと言えるのです。
まとめ~食生活の改善は精液を増やし、精力アップにつながる第一歩
精液を増やすことは精子やカウパーを増やすことと同じ意味です。そして、精液を増やせば射精量も当然増えますよね。
精液が増える事は射精時の快感だけでなく、妊活や不妊にも有利ですし、性欲の向上や勃起力アップにもつながるのでメリットばかりです^^
精液を増やすためには、まずは食生活の改善が必要です。この記事で挙げたようなドバドバ成分を含む食品を意識的に摂取しましょう。
また、食生活を改善するのが難しい方やなかなか改善が見られない方は、サプリメントで補助してください。
特に精液を作るために有効な「アルギニン」「亜鉛」が多く含まれるサプリメントがいいでしょう。
そして、そこに加えて運動やストレス緩和など生活習慣を見直すことも必要です。
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