シトルリン アルギニン

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シトルリンとアルギニンは実は全く違う物質ではありますが、お互いに体の中で変換されるサイクルを描くため、その効果などは非常に似ています。

ただし、2つの違いとしてはアルギニンは体を作るアミノ酸ですが、シトルリンはそのままでは体では使えない遊離アミノ酸です。

ですので、どっちが体にとって大事な成分かというとアルギニンなのですが、アルギニンは欠点があります。

それは、アルギニンは体内への吸収率が悪いのです。

そこで必要になるのがシトルリンです。

シトルリンは体内への吸収率に優れている上に、アルギニンの吸収率を助けてくれる働きもあるのです。

ですのでアルギニンが大事だからといってアルギニン単体を摂取するのではなく、シトルリンと一緒に摂取することが最も高い相乗効果を生み出すのです。

シトルリンとアルギニンの違いとは?摂るなら、どっちがいいの?

シトルリン アルギニン 違い

シトルリンとアルギニンは体内で密接に関係はしていますが、そもそもはまったく違う物質です。

というのも、アルギニンは体内で生成され、かつ体を構成するアミノ酸の一種です。

一方でシトルリンはアミノ酸の一種ではあるものの、体を構成するという働きはしません。

遊離アミノ酸という存在で、他のアミノ酸と結合してたんぱく質を作るということはしないからです。

ですので、体にどちらが重要な成分かと言われれば、20種類のアミノ酸に含まれるアルギニンということになります。

しかし、シトルリンがアルギニンに変換されることで体内に取り入れられ、血管拡張効果などを得ることができます。

アルギニンをそのまま摂取するよりも、シトルリンを体内に取り入れてアルギニンに変換した方が体への吸収率が良く、より多くのアルギニンを摂り入れることができるというメリットがあります。

ですので、どっちがいいということはありません。

アルギニンの効果を活かすにはシトルリンが必要ですし、シトルリンだけを摂取してもアルギニンの恩恵を受けることができません。

あくまで、アルギニンとシトルリンの両方を同時に摂取することが重要なのです。

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シトルリンとアルギニンの関係性とは?

シトルリン アルギニン 関係性

シトルリンとアルギニン、この二つの物質は全く違う性質を持つものの、体の中でお互いに変換されながら働きます。

シトルリンはアルギニンに変換され、アルギニンが再度シトルリンに分解されます。

このアルギニンがシトルリンに分化される過程で一酸化窒素が生成され、血管拡張効果が得られます。

一酸化窒素は勃起をする上で欠かせない物質ですから、アルギニンとシトルリンが勃起力アップや精力アップに必須の成分だという根拠はここにあります。

さらにたんぱく質の分解などの過程で発生する、体に有毒なアンモニアを分解するための尿素回路では、アルギニンがオルニチンと尿素に分解され、その過程でさらにシトルリンが生成されていきます。

体内のアンモニアを適切に体外に排出するためにもシトルリンとアルギニンの働きは非常に重要なのです。

シトルリンとアルギニンの適正な摂取量や上限とは

シトルリン アルギニン 摂取量

シトルリンやアルギニンは男性機能のみならず体の健康を保つのに必要な成分です。

しかし1日の摂取量や上限を知っておくことで、より一層効果的に健康を手に入れることができます。

一方、過剰摂取を続けると、体に害を及ぼすことになりかねませんので注意しましょう。

シトルリンの適切な摂取量は最低で800mg、通常1000mg程度が推奨量だとされています。

上限は特に決まりはありませんが、アスリートがおよそ4000mg程度までは問題なく摂取できると言われています。

シトルリンに関しては過剰摂取による副作用などは報告されていませんが、我々のような一般の男性がアスリートの摂取量を超えるのはやめておいた方がいいでしょうね。

一方で、アルギニンの1日の適正な摂取量は2000mg~4000mg程度とされており、多くても9000mg程度だそうです。

上限は20g(20000mg)程度で、この上限を超えて摂取すると副作用が起こる可能性があるので注意が必要です。

とはいえ、シトルリンにしろアルギニンにしろ食品からの摂取で上限を超えることはまず考えられませんので、サプリメントの服用方法を守って飲んでおけば上限を超えることも副作用もさほど心配する必要はないでしょう。

シトルリンとアルギニンを飲むタイミング(※サプリメントの場合)

アルギニン シトルリン 飲むタイミング

アルギニンとシトルリンは一緒に摂取することで相乗効果が増します。

さらにサプリを飲むタイミングをしっかり図れば、体への摂取量を高めることが可能です。

シトルリンやアルギニンを飲むのにもっとも適しているのは一般的には空腹時だとされています。

空腹時は体への吸収率が上がり、アルギニンもシトルリンも効率よく体内に取り入れることが可能です。

シトルリンやアルギニンは男性ホルモンの分泌の促進にも関係しますから、就寝前に飲むことも適切なタイミングといえるでしょう。

成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるので、アルギニンやシトルリンによって成長ホルモンによる効果を期待することができます。

加えて、成長ホルモンは運動時にも分泌されるので、運動前や運動した後にもサプリを摂取するのは適切といえそうです。

ただし、シトルリンやアルギニンを単体としてサプリメントで摂取する場合は食後に飲むことをおすすめします。

というのも成分は単体では体内に吸収されづらいからです。

精力剤や精力サプリのようにシトルリンやアルギニンの他にもビタミンやミネラルなど多くの成分が含まれている場合は空腹時や就寝前がいいでしょう。

シトルリンとアルギニンの効果的な比率とは?

シトルリン アルギニン 比率

シトルリンとアルギニンは、体内でお互いに変換しあうことで多くの効果を生み出します。

しかし、同じ量を飲めばよいという単純なものではありません。

というのは、シトルリンはそのままでは体内に吸収されず、アルギニンに変換されなければならないからです。

一方でアルギニンをたくさん飲んでも吸収率が悪く、体外に排出されてしまうことになります。

そこでシトルリンとアルギニンを適切な比率で飲む必要があります。

もっとも効果的なシトルリンとアルギニンの比率は一般に、シトルリン1に対しアルギニン2もしくは3と言われており、アルギニンをシトルリンの二倍から三倍摂ることで相乗効果を期待することができるということになります。

シトルリンとアルギニンとオルニチンの関係性

シトルリンとアルギニンとオルニチンの関係性について

シトルリンとアルギニン、オルニチンという三つの成分はお互いに連携しています。

特にそれが顕著なのが尿素回路です。ここでは体内で発生した有毒なアンモニアを無害な尿素に変換する作業が行われています。

この三つの成分はお互いに変換されあっていますが、まず体はアンモニアによってシトルリンを作り出し、シトルリンはアルギニンに変換されます。

さらにアルギニンがオルニチンに変換される段階で、有毒なアンモニアは尿素となって排出されていきます。

オルニチンはアンモニアと共にシトルリンになり、このサイクルがずっと続いていくことによって、シトルリンとアルギニンとオルニチンが変換され続け、体内の有毒物質を排出することができるのです。

シトルリンとアルギニン、それぞれの効果とは

シトルリン アルギニン 効果

シトルリンとアルギニンは体内で変換されていくものなので、どちらも同じような効果を持っています。

アルギニンは一酸化窒素を生成するのを助けるための血管拡張効果があり、より多くの血液を体の隅々に運ぶことが可能になります。

その結果、勃起力アップや精力増強の他にも美肌効果、育毛効果なども期待できます。

筋トレをしているという方も、疲労回復や筋肉増強効果など、うれしい効果がたくさんあります。

一方でシトルリンは、体内でアルギニンに変換されれば同じ効果をもたらしますが、その前の段階でアルギニンが体内に吸収されるのを助ける働きがあります。

アルギニンは体内に変換されにくい物質なので、シトルリンと同時に摂取することで効率よく体内に吸収することが可能なのです。

さらにシトルリンはたんぱく質の合成を助けてくれるので、筋肉を作るのにも役立ちます。

たんぱく質だけでは腎臓に負担がかかりますが、シトルリンであれば体への負担を最小限に抑えられますね。

シトルリンそのものの効果としても血管の拡張効果や血液の循環を促す効果がありますから、勃起力アップや精力増強、またアンチエイジング効果や疲労回復効果などが期待できます。

シトルリンとアルギニンの筋トレ効果について

シトルリン アルギニン 筋トレ

シトルリンとアルギニンの筋トレへの効果は非常に高いものです。

その理由はこれまで述べたように、一酸化窒素の生成にあります。

一酸化窒素には血管を拡張させる働きがあります。
血管が拡張するということはその血管を通って運ばれる酸素や栄養素が増えるということです。

筋トレをした後は、筋繊維を補修するために多くのたんぱく質が必要になります。

また、細胞が活動するためには酸素が必要です。

シトルリンとアルギニンが血管拡張効果を発揮すると、筋肉がつきやすくなるというのはそういった理由によります。

さらに、血流が良くなると体内の老廃物も排出しやすくなるため、筋肉にたまった乳酸などの疲労物質を効率的に排出できるようになります。

多くのアスリートなどがこぞってアルギニンやシトルリンの入ったサプリメントを飲むのはこのためです。

シトルリンとアルギニンの相乗効果

シトルリン アルギニン 相乗効果

シトルリンとアルギニンは同時に摂取することで、さらに大きな効果を発揮します。

体内で変換されるのだから一緒ではないかと思うかもしれませんが、そうではありません。

アルギニンを摂取する時にはシトルリンの助けが必要だからです。

アルギニンを単体で摂取しても体への吸収率が悪く、多くが体外へ排出されてしまい、一酸化窒素の生成も限定的になってしまいます。

一方でシトルリンと一緒に摂取すれば、体内への吸収率を上げてくれます。

また、体内に入ったシトルリン自身も、アルギニンに変換されて一酸化窒素を生成するのに一役買います。

シトルリンとアルギニンを同時に摂取すると、かなり大きな効果が期待できることを覚えておきましょう。

シトルリンとアルギニンを併用して飲むメリットとは

シトルリン アルギニン メリット

シトルリンとアルギニンは併用して飲むと良いと言われています。

その大きな理由の一つは、同時に摂取することで相乗効果が期待できると言う点です。

もう一つの点は、アルギニンが体内に吸収されにくいという点があります。

アルギニンは強いアルカリ性の物質ですが、酸化しやすいという特徴を持っています。

アルギニンの吸収に時間がかかり酸化してしまうと、一酸化窒素の生成という大切な効果が失われてしまいます。

そこで体内への吸収を助けるシトルリンを併用して飲むことで、体内への吸収率を上げ、より大きな効果を期待することができるのです。

アルギニンとシトルリンを2対1くらいの割合で飲むと効果的でしょう。

まとめ~食品からシトルリン&アルギニンを適切な量を摂取するのは不可能。サプリメントで効率よく摂取しよう。

アルギニン シトルリン まとめ

アルギニンとシトルリンは別の物質ではあるものの、体内で変換されるなど密接な関係があることがわかりました。

どちらも適切な量を摂取することによって、最大の血管拡張効果を得ることができるようになります。

男性に嬉しい勃起力アップ、精力増強、ペニス増大効果の他にもダイエット効果やアンチエイジング効果など実に多くの効果があります。

ただし、シトルリンもアルギニンも食品のみで1日の推奨量を摂取することはほぼ不可能といっていいでしょう。

ですから、サプリメントからの摂取が最も効率よく継続して適切な量を手軽に続けることができます。

精力剤や精力サプリの大半はアルギニンもシトルリンも含んでいるものが大半ですから、両方を一緒に摂取することは難しくありません。

シトルリンとアルギニンは一緒に摂取することで最大の効果を発揮します。

シトルリンとアルギニンの量や比率などに注意しながらアナタに合った精力サプリメントを探していきましょう。